皿うどんに必ずかけるものとは?
――おいしいものをたくさん教えていただいて、ありがたいです。長崎といえば、「卓袱(しっぽく)料理」もありますよね。あと、「皿うどん」や「ちゃんぽん」もメジャーな長崎のソウルフードという印象です。
「卓袱料理」は食べるのは食べるんですけど、家で食べるものではないですね。卓袱料理って、なんて言ったらいいんですかね?
ちゃんと調べると、和食、中華、オランダの洋食が混ざった料理を、人数分の大皿で盛り付けられた料理を円形のテーブルに乗せて食べる宴会料理らしいです。例えば、佐賀の祖母が来た時に、父方の祖父母がおもてなしでちょっといいところに行って、家族みんなで食べるという感じ。みんなで和気藹々としたながら食事を楽しむ。そういう場のことも含めて卓袱料理という気がします。映画『国宝』の冒頭に出てくるお店は、実際、長崎にある「卓袱料理」の料亭ですね。
今回、地元のソウルフードについて話すと聞いて、何かないかなって考えてたんです。本当はみんなが思いもよらないものを挙げたかったんですけど、最初に思い浮かべたのはやっぱり「皿うどん」でした。
――ご当地メシって地元の人はあまり食べないものもありますけど、長崎で「皿うどん」はやはりみんなが食べるものなんですか?
めっちゃ食べます。町中華には必ず「皿うどん」がメニューであります。あと、正月とか親戚が集まった時、なじみの町の中華店で出前を取って、でっかい皿に入った皿うどんをみんなで食べるんです。
で、これは絶対! なんですけど、ウスターソースをかけるんです。むしろ、かけないのはありえない。お店で数人前を注文すると、醤油差しに入ったウスターソースが付いてくるので、それをかけて食べます。
家で皿うどんを作る時も、ウスターソースは必ずかけますね。長崎だと、チョーコー醤油さんの「金蝶ウスターソース」が有名で、ソースのラベルにも何に使えるかみたいなところに皿うどんが最初に書いてあるんです。
東京でリンガーハットに行くと、酢とかからしとか置いてあるじゃないですか。あれが不思議で。もっとおいしい食べ方があるぞ、と思っちゃいますね(笑)。
