初めは警戒していたねむも……
今後は、2頭の繁殖も目標としているそうです。
「種の保存は、水族館にとって大きなミッションです。先に来館していたねむは、来館したばかりのヤマブキを警戒していました。ヤマブキが積極的に近付いても、ねむが威嚇するような行動もありましたが、日常を重ねるごとに仲良くなって、今ではぴったりとくっついて寝るようになりました」
アメリカビーバーは夜行性とあって、午前中や昼頃は寝ていることが多く、お昼過ぎから目を覚まして行動するんだとか。飼育担当者からは「お互いをあまり気にすることなく、それぞれ自由に過ごしていますよ」と伺っていたのですが、16時すぎに「森のこみち」へ伺うと、毛繕いする2頭の姿が! 貴重な行動に、飼育担当者のみなさんも「珍しいです。初めて見ました!」と驚いていました。
「森の建築家」と呼ばれるアメリカビーバーが自然界で作るダムは「水質改善」「湿地創出」「洪水調整」など周辺の環境を変化させ、多くの生物を育む貴重な役割を担う存在ですが、かつては毛皮のために乱獲されて、絶滅寸前にまで陥ってしまったという悲しい歴史もあります。
「水族館の役割として、お客さまに生きものの魅力や生態を正しく発信することも必要だと考えています。そのため、展示している2頭の魅力についてはもちろん、アメリカビーバーが生息する環境などについても知っていただける場にできればいいなと。生きものそれぞれの生態を知ることで、環境について考えてもらうきっかけになれたらうれしいです」
「国際ビーバーデー」を機に、アメリカビーバーのことをもっと知ってみませんか?
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■シーパラビーバー月間
■日時 開催中~2026年4月12日(日)
ビーバーの展示エリアがオープンした2026年3月7日(土)から、シーパラではさまざまなイベントを開催しています。飼育担当者による「ビーバーのレクチャータイム」では、アメリカビーバーの生態や森での暮らしの解説、アメリカビーバーが大きな前歯を使って餌をかじったり、前足で器用に餌を持つ姿を観察できます。
また、4月11日(土)、12日(日)の15時より、小学生を対象にした「ヤマハ×横浜・八景島シーパラダイス カスタネットワークショップ」も開催。そのほか、ビーバーにちなんだオリジナルフードやグッズも楽しむことができます。
詳細はこちら
https://www.seaparadise.co.jp/american_beaver/index.html
■横浜・八景島シーパラダイス
