大学のシンクが“お風呂”に!
近田 2人の仲が近づくには、そう時間はかからなかったの?
こぐれ 1年生の時に、クラスの5人で日光に写生旅行に行ったんだけど、あれで距離が縮まった感じがあったわね。
近田 ああ、旅行すると、お互いのことが分かるもんね。
こぐれ そして、2年生の時には、もうすっかり仲がよくなってた。
近田 一番ウマが合う部分って、どこだったの? 例えばさ、外見的に小暮徹って人のことをどう思った?
こぐれ どうって……いい感じでしたよね(笑)。
近田 そりゃ、普通に男前だもんね。顔立ちが整ってるし。
こぐれ 学芸大の中でも、美術と体育と音楽の3学科は、当時三馬鹿と言われてたのよ。頭使わないからって(笑)。
近田 いやいや、そういう言い方はないと思うけどね。美術学科の中でも、専攻はさらに分かれるの?
こぐれ 1、2年生の間は、デッサンとか彫刻とか工芸とか、高校の美術の先生が教えることを、万遍なくみんな学ぶわけ。まあ、ちゃんと身についてはいないんだけど(笑)。そして、3年生に上がってからは、油絵とか木工とか、それぞれの専攻分野を選ぶことになる。私と小暮君は、日本画を選択したのよ。
近田 そうだったんだ。意外だねえ。知らなかったよ。
こぐれ あっちは真面目にやってたけど、私はあんまり真面目にやってない。ただチャラチャラしてた(笑)。
近田 日本画専攻では、どんなキャンパスライフを送ってたわけ?
こぐれ 大学には、日本画の絵の具をお湯で洗い流すためのシンクみたいな場所があったんだけど、そこをお風呂代わりに使ったりしてた。
近田 風呂なしアパートの流しを浴槽として使うなんて話は聞いたことがあるけど、さすがは美術系の学科の学生だねえ(笑)。
こぐれ 同級生の女の子が「お背中、流しましょうか」なんて言って、本当に背中を洗ってくれたりしてね。
