〈坂越〉赤穂の塩を全国へ送り出す港町

 最後に足を運んだのは坂越(さこし)エリア。江戸時代から明治時代にかけて赤穂で生産された塩が坂越浦にの船によって、江戸をはじめとした日本各地へ出荷されていたという。

 日本遺産の「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」を構成する文化財である坂越の町並みは、歩くだけで歴史の面影を感じられる場所だ。

 メインの通りである大道(だいどう)は、石畳と町屋の景色が坂越港から海に向かって約15分ほど続く。大正時代の銀行を利用した「坂越まち並み館」や赤穂市指定文化財の「旧坂越浦会所」など当時の趣をたっぷりと残す建物が軒を連ねている。

 通りには雑貨屋やカフェも点在。新しいお店も次々と出来ている活気あるスポットとなっている。歴史、観光、グルメ、お土産探しが一挙に楽しめるため、赤穂観光では必ず訪れたい場所だ。

 山と海に囲まれた瀬戸内海の街・赤穂を旅してみて分かったことは、城やレトロな街並みを今に残しながら、生き生きとした地域の事業者の人々が迎えてくれる場所だということ。今回訪れたのは早春。桜が咲く頃や、真夏の海と緑がいっそう鮮やかになる季節には、また違った表情に出会えるのだろう。帰路につきながら、そんな次の旅を思い描いていた。

あこうミネラルツーリズム

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