“お湯のお裾分け”。村民が守り継ぐ外湯巡りで湯治文化に触れる
村内には13の外湯が点在しており、いずれも美肌の湯として知られる源泉かけ流しの天然温泉です。これらは、“湯仲間”と呼ばれる村民が共同で管理する大切な生活の場。その“お湯のお裾分け”として、観光客も全ての外湯を日帰り入浴で楽しめます。
奈衣瑠さんと訪れたこの日も、欧米のスキーヤーたちが頬を上気させて外湯から出てくる、微笑ましい姿に出会いました。外湯の入浴時はマナーを守り、入り口の賽銭箱にお気持ちとしてお金を納めます。
また、野沢温泉を訪れたなら麻釜(おがま)も外せない場所。100度近い源泉が湧き出る5つの湯だまりから成る麻釜は、国の天然記念物にも指定されています。現在は安全のため、住民以外はエリア内への立ち入りはできませんが、もくもくと湯けむりが立ち上る様子は、この場所ならではの光景です。
温泉卵や野菜を茹でにくる村の人たちの姿もあり、まさに「野沢温泉の台所」といった光景は、見ているだけで心を和ませてくれる。これもまた、野沢温泉村の魅力のひとつ。
