Magnificent View #515
トレド(スペイン)
(C) Jeremy Woodhouse / Masterfile / amanaimages
トレドはマドリードから南に約70キロの場所に位置する、スペイン中央部の都市。5世紀初頭から8世紀初頭にかけて存在した西ゴート王国の首都でもあった場所で、中世にはイスラム教・ユダヤ教・キリスト教の文化が交錯し、スペインの歴史を凝縮した街ともいわれている。
「街全体が博物館」とも呼ばれるこの街は、旧市街全域が「古都トレド」として、世界遺産にも登録されている。スペイン・カトリックの大本山でもあるトレド大聖堂や、ローマ帝国の宮殿として建てられたアルカサル、ルネサンス期のスペインを代表する画家、エル・グレコの代表作を所蔵するサント・トメ教会など、見どころは多い。
マドリードからのアクセスもよく、昔の風情を楽しめるトレドは、日本でいえば鎌倉のような存在。「都会からちょっと足を延ばして古都を散策」という人たちで、休日は大いに賑っている。
Column
今日の絶景
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2015.02.27(金)
文＝芹澤和美
