グループでのリーダーの役割は……
――MOMONAさんが森鴎外の『智恵袋』の一節「日の光を借りて照る大いなる月たらんよりは、自ら光を放つ小さな灯火たれ」を座右の銘とされていますね。その理由は?
中学1年生の頃、いろいろな言葉を調べている中で、この一節に出会いました。そのとき、不思議なくらい自分の中にすっと入ってきて。
オーディション番組では、これまでの経歴も含めて、さまざまな見られ方をしました。でも私は、その経験を自分のアイデンティティとして大切にしながらも、それを武器にして戦いたいとは思わなかったんです。その気持ちは、今も変わっていません。
初めて私を知ってくださった方にも、昔から応援してくださっている方にも、私が伝えたいのは経歴ではなく、生き方や姿勢です。だからこそ、“今の私はどんなに小さな灯でも、自分の力を信じる”という気持ちを大切にしています。
人によっては無謀な挑戦に映るかもしれません。でも、どんなに否定されたとしても、自分の力で道を切り拓いていきたい。その信念だけは、ずっと変わらず持ち続けています。
――ME:I結成時からリーダーを務められていますが、グループ内におけるMOMONAさんの役割は何だと思いますか?
デビュー当初から、家族の“お父さん”のような存在です。お母さんのように寄り添って励ますというより、みんなを見守りつつ、「自分で立ち直ってね」と思ったときは、あえて手を貸さないこともあります。
常に頼りたいときに頼れる存在でありたいんですが、メンバーはみんな“我が道を行く”タイプばかり(笑)。いい意味で、「連れてって」というタイプの子が一人もいないし、「私はこれをやる」「私はこっちに行く」というように、自分の意思をしっかり持っている子ばかりなんです。
だからこそ、リーダーだからといって、常に先頭に立って引っ張っていくことだけが役割ではないと思っています。時には縁の下の力持ちとして、一番後ろからみんなを見守り、そのときどきで微調整しながらチーム全体のバランスを整えていく。それもリーダーとして大切な役割なのかな、と感じています。
