旬の食材を使った懐石料理を別棟の個室でいただく

 食事は、夕食も朝食も客室ではなく、人数にあわせて離れ、本館、別邸の3箇所にある食事処に14室ある個室で提供される。

 食事の時間になると仲居さんが客室まで迎えに来て、個室まで案内してくださるので迷うことはない。それぞれの個室には名前がつけられていて、ゲスト同士が顔を合わせないよう、ここでもプライバシーの確保に気遣いが感じられる。

 料理は懐石料理が基本。先附、吸物、造里、煮物、焼物、小鉢、揚物、食事、デザートという流れ。先附の前に宮崎産の神仙オリジナルキャビアがいただけるのも「旅館 神仙」ならではだ。

 飲み物は、シャンパンやワインもいいが、宮崎県の「ひなたビール」や焼酎もいいし、高千穂五ヶ瀬のノンアルスパークリングなど、地元の飲み物を合わせたい。

 料理人のレパートリーは幅広く、ゲストが1週間連泊しても対応できるという。毎日違う個室で、違う料理をいただくのも楽しい。

 夕食を終えて客室に戻ると、カーテンを閉めてターンダウンサービスがなされていて、リビングのテーブルにチョコレートと水、そして蒸したさつまいもが置かれていた。

 お腹がいっぱいのはずなのに、露天風呂に入ってから寛いでいると、つい手が伸びてしまう。高千穂観光では、高千穂峡も神社巡りもたくさん歩くので、夕食をいただいても、またお腹が空くらしい。と、自分に言い訳しつつ、もっちり甘いさつまいもがおいしくてたまらない!

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