「旅館 神仙」は、1973年創業の老舗で、高千穂町随一の高級旅館。ゲストのプライベートを最重要と考え、温かいおもてなしで出迎えてくれる。神々が住まう高千穂での滞在にふさわしい、隠れ家のような癒やしの宿だ。「神仙」という名称には神話の里にたくさんの人が集まるようにとの思いが込められている。


完璧なプライバシーと優秀なバトラーさながらのおもてなし

「旅館 神仙」に着いて車を降りると、すぐに客室に案内される。チェックインは客室のソファで寛ぎながら。フロントロビーで待たされるようなこととは無縁。プライベートなホスピタリティによる癒やしの空間へと誘われていく時間だ。滞在中にほかのゲストをまったく見かけないのは、このような気遣いがあるからこそ。

 客室はたったの15室。離れ5棟、別邸2室、本館8室で、全室内装が異なり、そのうち11室には露天風呂が付いているという豪華さで、なかには総檜風呂という客室もある。大浴場ではなくプライベートな空間で、24時間、人工ラジウム泉で寛ぐことができるのだ。

 訪れる度に違う客室に滞在するリピーターのゲストもいるという。ベッドがあるのでインバウンド客も多い。

 離れの客室には手入れの行き届いた小さなプライベート日本庭園があり、客室によっては石庭となっている。

 木製の縁側で庭を眺めながら、ミニバーにあるエスプレッソマシンで淹れたてのコーヒーを飲むもよし、冷えたビールを飲むもよし。すべて客室料金に含まれているのもリラックスできる理由のひとつ。

 細やかな心遣いは随所に。客室に置かれたコーヒーカップが有田焼なだけでなく、壁にあるスイッチカバーも有田焼だったり、15室しかないのに40種類もの浴衣から柄を選ぶことができたり。クローゼットには浴衣のほかに、特許を取得している「UCHINO」の綿100%のパジャマも用意されている。

 CDプレイヤーからは静かな音楽を奏でてくれる。客室によってはマッサージチェアが置かれていることも。バスルームのアメニティは「ブルガリ」で、ドライヤーは「ダイソン」の最新型。隙がないほどのおもてなしだ。

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