新米の食べ比べ。玄米を美味しく食べる秘訣

 会場では、登壇者が育てた亀の尾のほか、新潟県の長谷川農園の亀の尾や、熊本県の桑の原農園の旭など、4種の玄米を食べ比べた。10月に収穫したばかりの新米を、TTF別注品の玄米が浸水無しで炊ける雲井窯で炊いたものだ。

 イベントを主催するTTFのディレクター相馬夕輝さんをはじめ、荒生さんも宮尾さんも、普段は白米ではなく玄米や分つき米を食べているという。

「玄米には炊き方にコツがあるので、おいしく炊けないとか、浸水時間が長いから大変、という声も聞いていました。雲井窯の土鍋を使えば、浸水なしですぐにおいしく炊けるので、ぜひ試してほしいです」(相馬さん)

「玄米のほうが体にいい、というところから食べはじめましたが、食べてみると白米よりも玄米のほうが味わい深くておいしいなって。おかずもそんなにいらないんですよね。うまく炊けないとおいしくないんですが、マスターしてしまえば白米に戻れなくなってしまうくらいです」(荒生さん)

「我が家は分付きで食べています。糠においしさがあると思っているので、5分づきくらいにして、糠を残しています。自然栽培の糠はきな粉みたいで、甘みがあるんです」(宮尾さん)

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