スイカの清涼感と爽やかなコーヒーがマッチ!

「コーヒーにスイカって、ちょっと驚きますよね(笑)。でも実際に試していただくとスイカの青々とした清涼感がのどを潤すことが感じられるはず。また今回使用する「サマーブレンド2025」はフルーティーでありながら透明感ある爽やかなコーヒーなので、スイカの清涼感と相まって気分もリラックスできると思いますよ」

 作り方はかんたんでした。カチワリ氷でグラスを満たしてドリップポッドで「サマーブレンド2025」を濃い目に抽出し、急冷式アイスコーヒーを作っておきます。急冷するのはコーヒー豆の風味を逃がさないためです。別のグラスにスイカ果汁とアガベシロップを注ぎアイスコーヒーを加えたらスイカのスライスを乗せるだけ。水に比べてアガベシロップの比重が重いため、涼やかできれいなグラデーションが現れます。

「いかがでしょうか。スイカって瓜ですからコーヒーと合わせる? と違和感があるかも知れませんが、ふたつの香りがとけあって爽やかなのです! 続いてはバテ気味な夏に楽しみたいスイーツ系フルーツコーヒーの『バナナ×炭焼珈琲』です」

 レトロな昭和喫茶風味あるルックスからして、もう間違いなくオイシサを予感できます。こちらはミキサーが必要ですが、家庭でも難なく作ることができます。

 「スイカ×サマーブレンド2025」同様、コーヒーを抽出し、ミキサーでバナナ、牛乳を混ぜます。それらを氷で満たしたグラスに注いだらホイップクリームをのせ、バナナスライス、ミントを飾れば完成です。バナナの甘い香りとミルクコーヒーがトロリととけあって気持ちが和みます。贅沢スイーツ感を演出してくれるホイップクリームも効果的です。

 フルーツコーヒーとは、コーヒーにフルーツを加えることで本来もっている風味を引き立て、味わいや香りをより豊かに楽しむコーヒーアレンジです。近年では東南アジアで人気を集めており、様々なフルーツとの相性が試されているとか。また見た目にカラフルで清涼感もあることから、SNSでは映えアイテム、エモイ夏ドリンクとしての支持もあります。

 「フルーツコーヒーっておいしそう! でもDRIP PODも抽出器具も持ってないし……」という方でも大丈夫。実は全国のカフェ7店舗とコラボして地元産フルーツで作る「ご当地フルーツコーヒー」を展開(※販売期間は店舗によって異なります)するのです。カフェは順次追加される予定とのことですので、ドリップポッドの公式インスタ特設サイトでチェック下さい。

 冒頭「特に20代のフルーティー志向が高い」とお伝えしましたが、これは20代が通年アイスコーヒーを好むことと無関係ではなさそうです。つまりコーヒーに「+α」するトレンドにいつも関心を寄せているということです。

 2025夏ドリンクのトレンドセッター「フルーツコーヒー」。あなたなら自宅でトライしますか? それとも旅行をかねて「ご当地フルーツコーヒー」を巡ってみますか?

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2025.06.29(日)
文=前田賢紀