この記事の連載

◆骨格を際立たせて立体感を作るコントゥアリングの入れ方

 コントゥアリングのカラーをブラシに含ませ、ピンポイントに入れる。色は、肌色の延長線上にある濃すぎないダークカラーを選んで。

◆コントゥアリングを入れる位置をチェック

「コントゥアリングはおでこの上やこめかみの髪の生え際、フェイスラインに入れましょう。特に、大人におすすめなのがあご下。実はさまざまな角度から見られているので、ここにコントゥアリングすることでシャープな印象になれるんです」(池田さん)

今さら人に聞けない…コントゥアリングQ&A

Q:コントゥアリングの役割はなんですか? シェイディングとは違うのでしょうか?

「コントゥアとは、英語で『輪郭』『外形』という意味です。ですから、コントゥアリング=『骨格を際立たせて立体感を作る』ことになります。私は、良い部分を際立たせるという意味で使っています。シェイディングは、コンプレックスのある部分を削ったり隠したりするものとして位置づけています」(池田さん)

Q:ハイライトとセットでやるべきでしょうか?

「マストではありませんが、両方やることで、光を活かすハイライトと影を活かすコントゥアリングとの両方の魅力が出て、さらに立体感のある印象を高めることができると思います。肌の悩み別に使い分けるとするなら、肌のくすみが気になる人にはハイライト、のっぺりした印象を解消したい人はコントゥアリングをおすすめします」(池田さん)

 夕方のメイク直し時にプラスしても、印象が変わるからトライしてみて!

Q:コントゥアリングのNGはありますか?

「影色を使うからこそ、濃すぎるのはNG。また、境目がくっきりしていたりムラになっていると効果が出ないだけでなく悪目立ちしてしまいます。少しずつ重ねるように心がけましょう。もしつけすぎてしまったときは、何もついていないスポンジをとんとんとタッピングしましょう」(池田さん)

 薄いかなと感じるくらいがちょうどいいのかも!

2025.07.02(水)
文=増本紀子(alto)
撮影=釜谷洋史