この記事の連載

失敗しても、選択肢が増えたと思って前に進む

――小嶋さんがフェムケア以外で、メンタルやボディをヘルシーに保つためにセルフケアされていることはありますか?

 トレーニングは続けています。週1回通っていて、加圧を緩くかけながらピラティスや筋トレを行うんです。効率がいいので、それはずっと続いているルーティンです。

 あとは骨盤底筋を鍛えるために『MET BEAUTY CLINIC』というクリニックにも通っています。もともとはヒップアップをしたいと思って行き始めたのですが、お姉さんたちも「骨盤底筋が大事!」と言っているので、そのケアも兼ねて「エムセラ」というマシンでのケアを続けています。

――これからの目標を教えてください!

 とにかく、美しく、健やかに生きたいと思っています。40歳を超えると、健康が本当に大事。私が20代の頃からお姉さんたちに「ここからがヤバいよ」ってずっと言われていたのですが、ありがたいことに、今まで一度も「ヤバかった」ことがなくて(笑)。でも、いつか絶対にガタが来ると思うんです。だから、それに備えておきたいなって……。

――今年、新たに何か始めたいということはありますか?

 新たに何かというわけではないですが、ちょっとしたセルフケアや努力はずっと続けていきたいです。自分自身に手を加えることが自信に繋がると思うので、いつもより長い時間をかけたり、多めにケアをやってみるとか。健康的な食事やセルフケアをきちんと続けていれば輝いていられるんじゃないかと思います。

――では最後に、頑張る同世代の読者にメッセージをいただけますか?

 私はもともとプロデュースをしてもらう立場でしたが、今は自分で自分のことをすべて決めるようになって、その成功体験から自分で人生の手綱を握れるようになりました。

 経営者になってからは、すべてが自分の責任という立場になったので、何かトラブルがあっても、そういう仕組みにしてしまった自分が悪い。そう考えると「落ち込んでる場合じゃないな」って。

 失敗しても、次に繋げようとか、次のためのデータになったと考えられるようになり、考え方も経験を積み重ねて強くなりました。落ち込むことがあっても、「データが増えてラッキー!」という感じで捉えるのがいいと思います。

 経験が増えていけば、選択肢も増えます。そういう女性がやはり美しいんじゃないかと思うので、私も頑張っていきたいと思います。

小嶋陽菜(こじま・はるな)

1988年4月19日生まれ、埼玉県出身。2005年『AKB48オープニングメンバーオーディション』に合格、翌年AKB48としてシングル『会いたかった』でメジャーデビュー。2017年にAKB48を卒業。2018年に自身がプロデュースを手掛けるライフスタイルブランド『Her lip to』をローンチ。2022年に株式会社heart relationの代表取締役CCOに就任した。彼女がプロデュースするランジェリーブランド『ROSIER by Her lip to』から、天然由来成分100%にこだわった初のフェムケアライン「Versailles」(ヴェルサイユ)を発表。

← この連載をはじめから読む

2025.03.18(火)
文=前田美保
写真=佐藤 亘