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 インタビュー前篇では新たに立ち上げたフェムケアラインについてのこだわりや製品の詳細について、思いを語ってくださった小嶋陽菜さん。「表に出ることは少なくなりましたが…」とおっしゃるとおり、今は会社を率いる経営者として大活躍をされています。

 後篇のインタビューでは、AKB48に所属していた頃とは異なる、そして36歳という“アラフォー”が視野に入ってきたからこそ抱える“今の悩み”を伺いました。小嶋さんのポジティブな思考は、きっと悩みを抱える人の背中を押してくれるはず!


40代の先輩方が輝いているから、その極意を真似していきたい!

――お忙しい中でのメンタルの不調など、ご自身での立て直し方などはありますか?

 とにかく寝ます! お風呂にいつもよりちょっと長く入ってケアをしたり、ボディケアを入念にしたり、スマホを置いていつもより化粧水をたくさん浸透させたり……。情報を一切遮断して、寝るんです。

 フェムケアもそうですが、セルフケアをしていると「自分と向き合っている」「自分を大切にしている」ということが自信になって、悩んでいることを忘れるんですよね。

 SNSでも、まったく知らない人のTikTokの配信を見たり。何も頭を使わないコンテンツがいいですよね。ニューヨークの街をずっと自転車で配信している人とか、面白くてつい見ちゃう(笑)。そうやって寝て、リフレッシュしています。

――いま、小嶋さんは36歳。40代を意識しはじめたようなところはありますか?

 周囲の40代の方が皆さん輝いていらして、憧れているのですが、皆さん食生活にすごく気を遣われていたり、自分に似合うもの、自分の好きなものをきちんと把握されているんです。それはファッションだけでなく、健康面でもメンタル面でもそう。私もそういうふうになりたいなって思います。

――憧れの方はいらっしゃいますか?

 美容家の石井美保さんや皮膚科医の友利新先生、あとはMEGUMIさんも。この前久しぶりにお会いしたのですが、肌のツヤがすごくって、「わーすごい!」って(笑)。

 普通に過ごしていたら、あんな感じにはなれないと思うので、会うたびに刺激を受けることが多いですし、少し焦りもあります。食生活も見直さないといけないし……。

――今、食事の面で気を付けていることはありますか?

 本当に不規則なんです……。ランチは身体にいいものを選んで食べるようにしています。でも、夜はどうしても遅くなってしまうので、Uber Eatsを頼むことも多いのですが、なるべくジャンキーなものは避けるようにしながら……、という感じです。

 自炊はそんなに得意じゃないのですが、時間のあるときは酵素玄米を炊いたりします。

――食生活のほか、40代になる前に「これを見直そう!」という予定はありますか?

 最近、血液検査で自分に何が合うのかを教えてくれるクリニックへ行ったんです。今、結果待ちなのですが、尿検査や遺伝子検査など、4つくらいの検査を行いました。それで合う合わないものが分かるという感じです。自分に合うダイエット方法もわかるみたいです。

――ちなみに、40代の先輩方から、何か「これをしたほうがいいよ」というアドバイスは貰っていますか?

 『腸活』ですね。「結局、腸だよね」という結論になってるんです、皆さん。友利先生の『ルルミルク』は美味しいので、私も飲んでいます。あと、スタイリストの風間ゆみえさんに教えてもらった漢方の『松寿仙』とか。

 とりあえず、教えてもらったものはすぐにトライするようにしています。もし続かないとしても、後々思い出したりするんです。「あれ、この不調はあのとき姉さんが言っていたあのことか!」と(笑)。それで、改めて取り入れてみることも多いです。

2025.03.18(火)
文=前田美保
写真=佐藤 亘