◆大興善寺のつつじ

別名『つつじ寺』として名高い大興善寺は、契山(ちぎりやま)の麓に佇む、緑豊かな寺。例年4月中旬頃から5月初旬にかけて、庭園を埋め尽くすように咲くつつじの花を満喫できる。
寺の裏手には「契園」と名付けられた広大な庭園があり、春は5万本のつつじが色鮮やかに山肌を彩る。
大興善寺のつつじ(だいこうぜんじのつつじ)
所在地 佐賀県三養基郡基山町園部3628
https://daikouzenji.com/
◆虹の松原

佐賀県北部に位置する唐津湾沿いに、全長約4.5キロメートル、幅約500メートルにわたって松林が続き、玄海国定公園の一部でもある「虹の松原」。特別名勝に指定される、日本三大松原のひとつ。
約400年前、唐津藩初代藩主である寺沢志摩守広高が防風・防潮のために海岸線にクロマツを植林したのが始まりとされており、現在では約100万本にもなるという。
隣接する鏡山からは松原全体を見渡すことができる。海岸線沿いに弧を描く緑の松林や白い砂浜、青い海が連なる光景は、まさに虹のような美しさ。
松林内を散策すれば、春はスミレやオニタビラコといったかわいらしい花々も楽しめる。
虹の松原(にじのまつばら)
所在地 佐賀県唐津市東唐津~浜玉町浜崎
https://www.karatsu-kankou.jp/spots/detail/1/
2025.03.22(土)
文=CREA編集部