ウ・ヨンウを演じて、天才役は当分やめようと……

――医者を演じるのも、ウンビンさんにとって初めての挑戦ですね。

 そうなんです。医者はいつかやってみたい役柄の一つでした。でも実は、ウ・ヨンウを演じて、天才役は当分やめようと思っていたんです。天才役は、すべての面で秀でていなければならないので、学ぶことがとても多くて……(苦笑)。そんな時に、セオクが私のもとにやってきた。「ああいう医者に診てもらったら自分も助かるんじゃないか」と、病と闘っている方にも希望を与えられるかもしれないと思いました。性格がかなり変わっているので、批判されるような役かもしれないですが……それも覚悟の上でやってみたいな、と。

――『ブラームスは好きですか?』では半年以上バイオリンのレッスンを、『無人島のディーバ』では1日3時間のボーカルレッスンを計43回受けるなど、ウンビンさんといえば、丹念な役づくりで知られています。今回はどんな準備をして臨まれましたか?

 撮影前に、脳神経外科医の先生とお会いして、いろいろ質問させていただきました。その先生がお休みを取って撮影現場にも来てくださって。私の手技がどう映るか不安だったのですが、先生が「研修医と遜色ない」とおっしゃってくださって、とても励まされました。韓国のドラマでここまで手術や脳を映すのは珍しいことなんですが、メディカルドラマとして許される限り、リアルに表現したかったんです。

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パク・ウンビン

1992年9月4日ソウル特別市生まれ。1998年にドラマ『白夜 3.98』で子役としてデビュー。以来、ドラマ『ホジュン~伝説の心医~』や、韓国ドラマとして初めて国際エミー賞を受賞したドラマ『恋慕』など、人気作に多数出演。ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』では、百想芸術大賞の大賞を受賞した。

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ドラマ『ハイパーナイフ 闇の天才外科医』(全8話)

医療業界での今後が期待されていた天才外科医セオク(パク・ウンビン)は、恩師であり指導医でもあるドッキ(ソル・ギョング)と衝突し、突然医師免許を剥奪される。そして、すべてを失い人知れず路地裏で手術を続けるセオクのもとに現れるドッキ。どん底に追い込んだ師匠と再会することから始まる、ふたりの天才の対決と成長を描いた物語。

ディズニープラスで3月19日(水)より独占配信開始
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2025.03.07(金)
Photographs=Kim Sinae
Styling=Kim Seha
Hair=Kang Dohee(PRANCE)
Make-up=Kim Yun-young(PRANCE)

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