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 韓国発の大ヒットWEBマンガ『女神降臨』(yaongyi著)が初の映画化。

 3月20日(木)に前編『女神降臨 Before高校デビュー編』、5月1日(木)に後編『女神降臨 Afterプロポーズ編』として二部作連続で公開されます。

 地味で冴えない「いじめられっ子」から、メイクに出会って「女神」に変わっていく女子高生・谷川麗奈を演じたKōki,さんに、コンプレックスとの向き合い方や、メイクの魅力についてお聞きしました。


――麗奈はメイクに出会う前、自分の容姿にコンプレックスを持っていました。Kōki,さんにもコンプレックスはありますか?

Kōki,さん(以下、Kōki,) はい、あります。子どもの頃は、顔のほくろがすごくコンプレックスでした。でも、モデルや俳優の仕事をさせていただくようになったときに、メイクさんから「ほくろがかわいいね」と言っていただき、コンプレックスだったほくろを、自分の個性として好きになれたのです。私にとって大きな経験でした。

――自分でコンプレックスに感じていることも、「個性」としてとらえることができれば好きになれるのですね。

Kōki, 人と違うことは良くないと思われがちですが、人と違うからこそ「個性」なのだと思います。個性はユニークで素晴らしいものだと思うので、私自身も人との違いを怖がらずに、自分のいろんな一面を発見していきたいと思っています。

――作品のメッセージの一つである「なりたい自分になる」という目標に向かって進み続けるためには、何が大事だと思いますか?

Kōki, 目標に向かって進んでいるときに、誰でも壁にぶつかることはあるはずです。でも、そこで諦めるのではなく、その壁を乗り越えようというポジティブさや、絶対にやりきろうという強い心を持つことが大事なのではないかと思います。

――Kōki,さんも壁にぶつかることはありますか?

Kōki, もちろん、あります。しょっちゅう壁にぶつかっては「どうしよう……」と悩んだり、落ち込んだりしています。むしろ、壁にぶつかって落ち込むことが多い方ではないでしょうか。

2025.03.19(水)
文=相澤洋美
写真=深野未季