“繊細であまりにも美しい”バッグや小物を、一生の宝物に。

 新喜皮革は、同社とは別に、同じ社屋に「株式会社コードバン」を設立し、3つのレザーブランドを立ち上げています。国内生産にこだわり、機能性・ファッション性ともに優れたアイテムを、いくつか紹介します。

 こちらは、カジュアルラインのブランド「shiroi」のバッグ。軽くて大きなバッグは女性人気が高く、シーンやファッションに合わせてハンドルの持ち方を変えることができるのが最大の特徴です。ハンドルの調整の際に余ってしまう先端革部分を収納できる独自の設計など、細やかで美しいこだわりも。

 ヌメSOという革を使用していて、革本来の手触りの気持ちよさをいかしています。

 続いては「The Warmthcrafts-Manufacture -ジ ウォームスクラフツ-マニュファクチャー」から。上品かつ可愛らしいシルエットのバッグで、カジュアルでもフォーマルでも、幅広いスタイリングで使用できる人気の高いシリーズです。コードバンは継がずに革1枚のよさをリッチに表現。ホースハイドを使ったバッグは、蝋引きしているため使うごとの経年変化を楽しむことができます。

 魚の皮を製革した商品を扱う「PISCINE(ピサイン)」レーベルから。サーモンの皮を加工した素材感が面白く、オリジナリティの高いアイテムです。ウロコを立たせてから染めあげるという細やかな工程を経て製造されています。本体部分にはコードバンを使用していて、開いた内側も布生地ではなく、すべて馬革を使うというこだわりも。

 キーケースやシューホーンなど、贈り物にぴったりな小物も。カラーバリエーションも豊富で、色違いでそろえたくなる逸品です。

 こだわりが詰まったホースレザーは使うほどに手に馴染み、自分のものになっていきます。上質なバッグや小物を、手持ちのアイテムに加えてみてはいかがでしょうか。

2025.02.22(土)
文=狸山みほたん
写真=釜谷洋史