退院日に赤ちゃんと一緒に退院できず号泣

――初めての子育てだと本当に何の情報もないですよね。

みなみ きょうだいも姉と妹で周りも女の子ばかりだったから、男の子の赤ちゃんのお尻をまじまじと見たことがなかったんですよ。だからおむつ替えはどうしたらいいんだろうみたいな。本当にわからないことを調べまくっていましたね。

 生後3日目くらいの時に赤ちゃんが血を吐いちゃって、その時はすごく焦りました。ミルクの吐き戻しと一緒に赤い血があって。すぐに看護師さんに来てもらって検査したら、消化性潰瘍で、NICUに入院することになって。

 私の退院日に一緒に退院できなかったことがすごく悲しかったですね。1人でNICUに入院させてしまったことが本当に申し訳なくて、号泣していました。毎日搾乳した母乳を持って行って。でも順調に回復したみたいで2週間で退院してくれました。

 

イライラした妊娠中も、夫の優しさに助けられて

――子育てで大変だったことは?

みなみ 1人目の時は夫と協力しながらなんとかやっていたんですけど、下の子を妊娠してからは本当に大変で。年子なんですけど、妊娠中のホルモンバランスの影響で感情の起伏がすごくて。自分でもなんでこんなに怒りっぽいんだろうってくらい、なんでもかんでもイライラして、夫に当たってしまって。

 私が作った料理に「これをかけた方が美味しそう」みたいなアレンジをされたんですけど、その時は大爆発しました(笑)。普段だったら全然イライラしないんですけど、その時は「なんでそんなひどいことするの? 最低!」って。今は本当にごめんなさいって感じなんですけど、あの頃は自分じゃない何かにただ動かされてるだけっていう感じでしたね。

 でも夫は「ごめんね」っていつも謝ってくれていたので、その優しさにすごく助けられました。

気を配る時期が被ってキツかった「年子育児」

――みなみさんはお子さんが8ヶ月の時に第二子を妊娠しましたが、年子育児はいかがでしたか。

2024.12.16(月)
文=「文春オンライン」編集部