だから不安はあまりなかったですね。周りの子たちが子育てしている姿を見ていたので、若いから子育ては難しいみたいな感覚はなかったです。

――若い夫婦ということに偏見の目を向けられることはありましたか?

みなみ 私たちは授かり婚だったんですが、そのことについてはいろいろ言われましたね。それぞれの意見があるとは思うんですけど、交際してから彼といつか子どもができたらいいねって話していたので、計画性がないとかでは全くないです。

 でも、インスタとかTikTokで「どうせデキ婚でしょ」「若いから先のこと考えてない」って書かれることもあって。授かり婚が悪いことではないと思いますし、責任を持って子育てすると決めてやっているんだから、順番は関係ないのかなって思います。

 

病院について2時間かからずでお産

――初めての妊娠、出産はいかがでしたか。

みなみ コロナ禍っていうのもあったので、結構大変でした。風邪を引かないように極力外出をしないようにしたり、病院に行くのにも気を使ったりして。

 それとつわりでフルーツと水しか飲めず、食べても吐いてしまったり。妊娠後期には、切迫早産になって1週間入院しました。

 出産は、予定日の少し前に陣痛っぽいのが来て、病院に行ったら子宮口が3センチ開いているのでこのまま入院ですと言われて。先生から朝方に出産かなと言われていたんですが、順調に子宮口が開いて、夜中の1時には生まれていたと思います。病院についてから2時間かからないくらいのすごく早いお産でした。

――産後の体調はいかがでしたか。

みなみ もう陣痛の痛みがすごすぎて、生理痛の100倍くらいだったので、それに比べたら後陣痛などは大丈夫でしたが、それでもかなり大変でしたね。足腰が痛かったり、体力がなくなっていたり。

 でも出産したら今度は子育てが待っているわけで。何もわからない中、いろいろと調べて、助産師さんに教えてもらったりしながらオムツ替えやミルクをあげていました。

2024.12.16(月)
文=「文春オンライン」編集部