この記事の連載

 今年も、50名以上の贈りもの上手な皆さんにお気に入りのアイテムやセレクトのコツを伺いました。おいしいものから日々を豊かにしてくれる雑貨、憧れのファッションアイテムまで600点以上が勢揃い! 「CREA」2025年冬号より一部をご紹介します。

CREA 2025年冬号

『贈りものバイブル』

定価980円


 食に関する執筆多数、シェフや食関係者からの信頼も厚い平野紗季子さんと渡辺P紀子さん。食いしん坊でもあるおふたりのおすすめなら贈って喜ばれること間違いなし。

 世代をこえた手みやげの定番・和菓子。あの名店の新商品に、新感覚のお餅、老舗の限定商品などふたりを夢中にさせる魅力的な和菓子は贈る楽しさもアップさせてくれます。

保存版【間違いのない「洋菓子」手みやげ】5選


【菓子処 大口屋】餡麩三喜羅

 麩饅頭好きを唸らせる優しい甘さの餡とかわいらしさ。

 文政元年(1818年)創業の老舗菓子店を代表する「餡麩三喜羅」。なめらかなこし餡の入った麩饅頭を包む、塩漬けされた山帰来(サルトリイバラ)の葉が名前の由来。半年間塩漬けされた山帰来の葉の香りと塩味がほどよいアクセントに。

「生麩が好きで全国各地の麩饅頭をいただきますがこれ、好きなんです」(Pさん)

「帽子かぶってるみたい」(平野さん)

「飛騨高山の民芸品『さるぼぼ』を思い出しちゃう。かわいいでしょう。いただいたら嬉しいかなって。淡い小豆色のこし餡が優しい甘さで心惹かれます。餡麩三喜羅って最初は覚えられなかったけど一度覚えると言いやすい。名古屋駅の改札近くで買えるのでおみやげにもすごくいい、というものでございます。」(Pさん)

菓子処 大口屋

所在地 愛知県江南市布袋町中67
電話番号 0587-56-3067
営業時間 8:30~18:00
定休日 元日
賞味・消費期限 2日
※通販可

【豆半】どら焼

 繊細な上生菓子に金沢の茶人たちが信頼を寄せる受注生産のみの和菓子店「吉はし」。その三代目兄弟が予約なしで気軽に購入できるように始めた「豆半」では、どら焼や苺大福など親しみやすい和菓子を販売。人気のどら焼は売り切れ注意。

「Pさんに教えていただいた『豆半』では完璧などら焼に出会うことができました。銅鍋で炊く餡は“あんこにみずみずしいっていう基準があったんだ!”って驚くくらいのみずみずしさで、隠し味に昆布だしを使った生地の旨み、厚さもパーフェクトでネクストレベルのどら焼、どら焼の新時代や! ってなりました」(平野さん)

豆半

所在地 石川県金沢市東山2-2-2
電話番号 076-252-2634
営業時間 月曜 9:30~12:00、火~土曜 9:30~17:00 日曜・祝日 9:30~11:00
定休日 不定休
賞味・消費期限 3日
※通販可

2024.12.10(火)
文=齊藤素子
写真=鍋島徳恭、平松市聖

CREA 2025年冬号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

贈りものバイブル

CREA 2025年冬号

ギフト上手のあの人が選ぶベストギフトが集合!
贈りものバイブル

定価980円