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締め色っていらないかも? を実現
![現在限定発売中の火照りカラー。EX-2 ホットレッドポップ。上段は肌に溶け込むクリーミーなベージュと、一見暗めだけど塗るとふんわりのレッド。下段は華やかなゴールド系のパール&ラメの4色。ケイト ポッピングシルエットシャドウ 1,540円(編集部調べ)/カネボウ化粧品(数量限定発売中)](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/3/1280wm/img_13f62bed64ac55e14da9c513e7f6671b196789.jpg)
![ケイト ポッピングシルエットシャドウ EX-2 ホットレッドポップ使用イメージ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/6/1280wm/img_7612a90423b3671eea38cfe5134cb0e7976827.jpg)
ポイント2、締め色っていらないかも? を実現している。
コレは数年前から、他ブランドのアイシャドウでも見られる傾向ではあるのですが、いわゆる“締め色”が4色の中にない設計、というのも人気になった理由のひとつだと思います。
“締め色”は、まぶたのキワに入れて目もとの印象を際立たせる効果が高く、大昔にメイクを覚えた筆者などは、通常はどうしてもその通りに締め色を入れたくなります。ケイトのこれまで発売された多色シャドウもだいたい締め色は入っていました。
それはそれでひとつのメイク法として良いと思うのですが、ここ数年のメイクのトレンド、時代の気分はちょっと違う方向。
特にミュートメイクの場合、まぶたのキワに強い色は入れず、アイライナーとマスカラのみ。またはアイライナーすらナシの場合も。その方が、肌に近い繊細なカラーが引き立つのだと思います。
一応右上に、最も濃い色が入ってはいますが、普段“締め色”として想像する色より濃度は3段階以上くらい薄め。この色はあくまで、まぶたの立体感を出すための影色なんですね。
濃い色を入れなくても目の印象を強められることを実証できたという点も人気の理由だと思うのです。
2024.12.12(木)
構成・文=斎藤真知子