この記事の連載

人生で思わず夜ふかしして読んでしまったマンガは?

◆『龍と苺』柳本光晴/小学館

 ぬるま湯のような日常から抜け出したい女子中学生、藍田苺。将棋好きの元校長に底しれぬ才能を見出された苺は、将棋の大会に参加することに。初心者ながらも天才の閃きと闘志を見せる彼女が、将棋界に闘いを挑む物語。

「友人からおすすめされて読みだしたらもう止まらず、気づいたら全巻(17巻まで)読み切ってしまった。寝る前にちょっと読もうかな、と思っただけなのに、普通に夜が明けていてびっくり。傍若無人な苺の成長スピードが凄まじすぎて、途中で止めることなどできなかった……。なにより藤井聡太竜王・名人のいる世界に生きているのでさして夢物語のようにも感じないところがまたたまらない」

宇垣美里さんの「マンガを読むときのマイルール」

「日付が変わった瞬間に電子書籍のアプリを徘徊して新刊をチェックしまくります」

2024.09.13(金)
文=大嶋律子(Giraffe)