暑い夏もようやく終わり、心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。

 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。そんな日本ならではの魅力を感じるとっておきのスポットをご紹介。

 「いつか」ではなく、今度の旅行の参考に。私たちを待っている秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!

» #01 円覚寺の紅葉
» #02 寿福寺の紅葉
» #03 宝蓮寺 大日堂の紅葉
» #04 宮ヶ瀬湖の紅葉
» #05 箱根美術館の紅葉
» #06 小田原のざる菊園
» #07 伊勢原市総合運動公園の紅葉
» #08 生田緑地ばら苑
» #09 明月院の紅葉
» #10 震生湖の紅葉

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆円覚寺の紅葉

 「円覚寺」は、北鎌倉を代表する名刹。鎌倉時代後期に北条時宗が宋から招いた高僧・無学祖元禅師により創建されました。総面積は約6万平方メートルという壮大さ。

 有名な紅葉の名所であり、境内の至るところで鮮やかなモミジやイチョウが見られますが、なかでも見ごたえのあるのが、禅の修行道場であった「居士林」の周辺や、池に映る紅葉が楽しめる「妙香池」。さらに総門の紅葉は圧巻で、人気撮影スポットになっています。

 また、JR北鎌倉駅から徒歩1分という好立地であり、総門のすぐ目の前に線路が通っているため、電車内からも紅葉を楽しめます。

見ごろの時期:11月下旬~12月上旬

円覚寺の紅葉(えんがくじのこうよう)

所在地 神奈川県鎌倉市山ノ内409
https://www.engakuji.or.jp/

◆寿福寺の紅葉

 「寿福寺」は、1200年に源頼朝の妻・北条政子が頼朝の菩提を弔うために、禅の高僧・明庵栄西を招いて創建した古刹。鎌倉五山の第三位であり、鎌倉三十三観音第24番、鎌倉二十四地蔵第18番でもあります。

 外門から山門まで続く敷石道の美しさで知られていて、紅葉の時期にはモミジが赤や黄色の彩りを添え、閑静な雰囲気を漂わせています。

 境内裏の墓所には五輪塔を祀るやぐらが2つあり、これは北条政子とその子・源実朝の墓と伝わるもの。特別な期間を除いて境内は公開されていませんが、参道や墓所を見ることは可能です。

見ごろの時期:11月下旬~12月中旬

寿福寺の紅葉(じゅふくじのこうよう)

所在地 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-17-7
https://www.trip-kamakura.com/place/japanheritage/168.html

2024.09.24(火)
文=CREA編集部