◆宝蓮寺 大日堂の紅葉

 「大日堂」は、天平14(742)年に聖武天皇によって、奈良の大仏建造の際の勅願所として建立された堂。

 五智如来が5体揃っている珍しい寺院で、堂内に祀られた聖観音菩薩立像、十王像等諸仏、二王立像などは、その作風や造形などから秦野市の重要文化財に指定。現在は、鎌倉時代後期に創建された、「薬王院」を起源とする「宝蓮寺」によって管理されています。

 紅葉の名所として知られていて、燃えるような真っ赤なモミジは見ごたえたっぷり。シーズンでもそれほど混雑せず、ゆったりと観賞できるのもポイントです。

見ごろの時期:11月中旬

宝蓮寺 大日堂の紅葉(ほうれんじ だいにちどうのこうよう)

所在地 神奈川県秦野市蓑毛674
https://www.atsugi-kankou.jp/site/yamanami-kikou/gosyuin-dainichido-hadan.html

◆宮ヶ瀬湖の紅葉

 「宮ヶ瀬湖」は、東丹沢にある宮ヶ瀬ダムの建設によってできた人工湖。湖面の広さは約4.6キロ平方メートルと首都圏最大級のスケールを誇り、湖畔の「宮ヶ瀬湖畔エリア」「ダムサイトエリア」「鳥居原エリア」の3エリアでは、水源地域ならではの観光が楽しめます。

 特に、湖畔エリアは眺望スポットが充実しており、広さ2万平方メートルを超える芝生の「けやき広場」からは美しい山々と湖を望め、湖面からの高さ21メートル、長さ315メートルの「水の郷大吊り橋」からはエリア一帯を見渡せます。また、湖畔エリアと鳥居原エリアを結ぶ330メートルの逆ローゼ橋「虹の大橋」からの眺めもすばらしいです。

 秋には、湖畔エリアの広葉樹や周囲の山々、森が紅葉し、ロードトレイン「ミーヤ号」でエリア内を一周しながら景色を眺めたり、3エリアをつなぐ遊覧船「ミーヤ丸」に乗って湖面から眺望を満喫できます。

見ごろの時期:11月中旬~下旬

宮ヶ瀬湖の紅葉(みやがせこのこうよう)

所在地 神奈川県愛甲郡清川村宮ヶ瀬940-15
https://www.miyagase.or.jp/

2024.09.24(火)
文=CREA編集部