マースとの時間が最優先。ごはんの誘いを断ることも

 現在、藤原さんはパフォーマー業のほか、俳優としてドラマや映画、舞台などに出演し、ボーダーレスに活動している。嬉しい仕事のオファーが続けば、スケジュールの過密さには拍車がかかる。

「仕事が忙しければ忙しいほど、僕は家にいる時間が一番大事になってきます。今年出演した『HiGH&LOW THE 戦国』の公演中には、タイトなスケジュールに加えシリアスな役柄ということもあって、結構追い詰められて……初めて“限界かもしれない”と感じました。そんなときでも、帰ったらマースがいてくれる。家で一緒に過ごす時間があるから、メンタルを崩さず保てているところが絶対にあります」

 地方公演が続き、しばらく家を空けたときも、マースが最優先だという。

「メンバーや友達からごはんに誘われても、絶対断ります!“マースがずっとひとりで可哀想だから行けない”って。早く帰ってマースと過ごしたいって、頭がいっぱいになるんです」

 グループのリーダー・陣さん、パフォーマーの与那嶺瑠唯さんとはいわゆる猫飼い同士。しばしば猫トークで盛り上がるというが、意外にも写真を見せ合うようなことはないそう。

「だって、みんな結局自分の猫が一番だから、ほかの猫を見ても“かわいい”とは言うけど、そーんなに思ってないんですよ(笑)。心の中ではみんな、うちの子が一番、ですよね」

CREA初公開!
“マスいつ”オフショット

藤原 樹(ふじわら・いつき)

1997年、福岡県生まれ。16人組のダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGEのパフォーマーとして2017年にメジャーデビュー。
猫とは:家族。


マース

5歳のオス。マンチカン。藤原さんとは“マスいつ”の愛称で知られ、ライブグッズも多数。

樹&マース フォトブック『Mars』

藤原 樹(THE RAMPAGE) マース
幻冬舎 2,420円(7月30日発売)

藤原 樹と愛猫マースによる初のフォトブック。藤原さんの公式Instagramにもたびたび登場する、藤原さんにとって欠かせない存在のマース。ひとりと1匹の幸せあふれる生活が、自宅やスタジオでの撮影、インタビューでつづられる。


 K-POP界のレジェンド、SUPER JUNIOR-D&Eドンヘさん、ウニョクさんをお迎えしたスペシャルインタビュ―、&TEAMJOさんと愛猫ミントの貴重な2ショット、SNSで話題沸騰中のマンガ『猫に転生したおじさん』作者・やじまさんによる特別描きおろしマンガ&シール付録など、「猫のいる毎日は。」特集は「CREA」2024年夏号でお読みいただけます。

2024.08.10(土)
文=赤山恭子
写真=東 京祐

CREA 2024年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

猫のいる毎日は。

CREA 2024年夏号

猫のいる毎日は。

定価950円

人生に大切なことを猫は全部知っています。過去や未来ではなく、いまを生きること。必要なときに食べ、好きなときに眠ること。人に気を使いすぎないこと――。そう、猫は最高! それにしても、私たちはなぜこんなにも、この不思議な生き物に魅了されてしまうのでしょうか。1998年に日本の女性誌ではじめて「猫」を特集し、パイオニアだったCREAが、終わらない猫ブームが続くいま、12年ぶりに、猫と人との幸せな関係を紐解きます。