台湾東部・花蓮で発生した地震の被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
CREA編集部では、台湾観光庁の声明や、現地コーディネーターからお話をうかがい、台湾を応援する気持ちを込めて「CREA」2024年春号の「行かなくちゃ、台湾」特集の一部を抜粋し、掲載します。
CREA編集部一同、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
CREA 2024年春号
行かなくちゃ、台湾
特別定価980円
『光る君へ』に参加できてよかった

薄日が差す障子の前に、着物を纏って凜と立つのは、NHK大河ドラマ『光る君へ』で一条天皇を演じる俳優の塩野瑛久さん。オーディション合格の連絡をもらったときは信じられず、何度も確認してしまったという。
「オーディションで結果を待つという“しんどい”経験をたくさんしてきたので、今回も一旦そのことを忘れて過ごしていたんです」
いざ受かってからドラマのスタッフに言われたのは「素直なところがいい」ということだった。

「僕自身はちょっと穿った見方をするタイプでもあるんで(笑)、キラキラした素直さとはニュアンスが違うかもしれませんが、思っていることをストレートに言うという意味では素直だと思います」
はじめての大河の現場では刺激を受けることも多いという。
「母親の藤原詮子役の吉田羊さんとご一緒した撮影では、ひとつのシーンにこれまでの俳優人生を懸けているんだということが伝わってきて……圧倒されました。『光る君へ』に参加できてよかった、と思える瞬間が一番詰まっていたシーンでした」
2024.04.14(日)
Text=Michiyo Nishimori
Photographs=Norihiko Okimura
Styling=Mayu Ichii
fitting=Kaoru Kumaki
hair & make-up=Yusuke Tokita
CREA Due 2024年4月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。