◆銚子マリーナ海水浴場

 銚子市の海水浴場のなかでも抜群の人気を誇る「銚子マリーナ海水浴場」。湾になっているため波は穏やかで、家族連れやサーファーなど多くの観光客で賑わいを見せる。

 ビーチからは「東洋のドーバー」と呼ばれる絶壁「屏風ケ浦」を至近で眺めることができ、荒々しい大迫力の崖を海水浴とともに楽しめる。

 また、夕方になると夕陽で崖が照らされ、真っ赤に染まる光景は圧巻。銚子マリーナ海水浴場から1キロメートル続く遊歩道からも眺められ、さらに屏風ケ浦まで歩いてみれば、崖の奥の景観なども楽しめる。

開設時期:7月27日(土)~8月25日(日)

銚子マリーナ海水浴場(ちょうしマリーナかいすいよくじょう)

所在地 銚子市潮見町
https://www.city.choshi.chiba.jp/kanko/page110015.html

◆誕生寺の灯篭流し

 誕生寺の灯籠流しは「海施餓鬼流灯会」と呼ばれ、元禄地震(1703年12月31日)による津波被害者の霊を慰めるために始まった追悼行事。

 18時50分頃には大小の灯籠を持った灯籠行列が、誕生寺の境内から小湊漁港に向かって歩き出す。そして、19時頃には遊覧船から海上に千数百の灯篭と50基の大灯篭が流され、海面に流灯供養が浮かぶ情景がまばゆく照らし出される。

 19時20分頃から10分ほど打ち上がる花火が、追悼行事の終わりを告げる。

 落暮の海上に長い火の帯が映え、幽玄な美しさを漂わせるその様子は、仏都小湊の代表的な夏の風物詩となっている。

 ちなみに誕生寺では8月1日(木)から8月18日(日)の16時から22時頃まで「日蓮のあかり」を開催。3,000本の竹灯籠や仁王門、祖師堂が美しくライトアップされるので、こちらも注目したい。

開催日:2024年8月10日(土)

誕生寺の灯篭流し(たんじょうじのとうろうながし)

所在地 千葉県鴨川市小湊地区
http://www.tanjoh-ji.jp/tourou.html

2024.08.06(火)
文=CREA編集部