ひとり暮らしなのに電気代が…それでもかわいい、うちの子たち
――爬虫類は温度管理など、飼育が大変なイメージがあります。
ケージひとつずつ温度管理をして、紫外線のライトをつけて。あとは毎日、水を霧吹きしていれば、そこまで大変じゃないですよ。大変というか、爬虫類を飼うのにためらうのってやっぱりエサですよね。ヘビだったらネズミをあげないといけないし、虫しか食べない子もいますし。でも僕が飼っていたフトアゴヒゲトカゲは雑食なので、野菜でいいんですよ。だからニンジン、小松菜とかをあげていました。
うちの子ベストショット①「プニプニで気持ちいいぉ」
ただ、電気代はやっぱり大変。僕はひとり暮らしをしている家のリビングで飼ってるんですけど、24時間温度管理が必要になるので、冷暖房で月2万円くらいいっちゃってますね。
しかも僕、急にウサギアレルギーになっちゃったみたいで。ウサギって年中換毛してるからか、抜け毛がすごいんですよ。ある日突然喉がヒューヒューいうようになってしまったんで、今は部屋の中でマスクして過ごしてます(笑)。ブラッシングのときももちろんマスクして……それでもかわいいんですよ。たまらないですね。
――暮らしている動物たちのどんなところがかわいいですか?
エサをあげる瞬間はみんなかわいいです。爬虫類は人間が触ったり撫でるのはあまりよくないので、僕は見るだけに留めてるんですけど、エサやりのときだけ唯一近づけるんですよ。で、お腹を空かせた子がピンセットであげたエサをぱくっと食べてくれると嬉しいんですよね。ウサギはなでてあげるとカリカリッて歯ぎしりするんです。気持ちいいからそうするんですけど、そのときが……かわいいですね。ウサギって鼻がピクピク動いてると起きていて、止まってると寝てるんです。それもかわいい。
――ということは、ウサギって目を開けて寝るんですか?
本当に落ち着いているときに目を瞑ることもあるんですけど、基本は目を開けて寝てて。あ、寝てるなってちょっと遠くから気づくとほっこりしますし、パタンと横になって寝るときはめっちゃかわいいですね。突然倒れるので最初は大丈夫かなって心配しましたけど、今は安心してくれてるからそういう姿も見せてくれるのかなって嬉しくなりますね。
2024.03.31(日)
文=高本亜紀
撮影=山元茂樹
写真=タバやん。