この記事の連載

書店員はなさん[TikTokクリエイター]

Q1:夜ふかしマンガ大賞に推薦する作品は?

●『ふつつかな悪女ではございますが』原作:中村颯希、作画:尾羊英他/集英社

 才女と悪女の入れ替わりから始まる大逆転劇。五家の雛女のひとりである黄家の玲琳が、朱家の雛女・慧月の道術によって身体を入れ替えられてしまう宮廷ストーリー。

「読むと底抜けに前向きなポジティブになれる作品! ヒロインのどんな状況下でもポジティブ変換する心の清らかさに『明日からまたガンバロッ!』と励ましてくれます!」

●『くじま歌えば家ほろろ』紺野アキラ/小学館

「ゆる~い内容で、ちょっぴりシュールな部分とクスッと笑えるハートフルな人情が相まって、疲れたときに読むと最高に癒されます!」

●『多聞くん今どっち!?』白泉社

「好きなものを全力で推していくヒロインの姿になんだか忘れていた気持ちを思い出せさせてくれるような感覚になれます! 推しへの気持ちが爆発しすぎていて、暴走気味なところがめっちゃ笑えて明るい気持ちに!」

Q2:人生で影響を受けたマンガは?

●『カードキャンプターさくら』CLAMP/講談社

 小学4年生の木之本桜は、ある日父の書庫で不思議な本を発見し、強大な魔力を秘めた「クロウカード」の封印を解いてしまう。「封印の獣」ケルベロスと協力しながら、クロウカード回収に奮闘することに……。

「小学生の頃にこの作品に出合ってから、漫画アニメにハマり始めました(笑)」

Q3:夜ふかしマンガの楽しみ方は?

「電子書籍派で12.9インチiPad Proの大画面で完璧なベッドメイクを施したうえでゴロゴロ読み漁っています」

Q4:とにかく泣きたい夜におすすめの作品は?

●『心中するまで、待っててね。』市梨きみ/リブレ

「BLレーベルから発売されている作品ですが、こんな結末は見たことがないくらい衝撃的で“とにかく泣ける”作品です。物語の進め方、キャラの感情表現全てが秀逸で、作品の世界に深く入り込んでからの衝撃の結末は本当に泣けます……」

Q5:深夜ひとりでコッソリ読みたい作品は?

●『アフター・ミッドナイト・スキン』にむまひろ/白泉社

「会社の意地悪な上司と、ちょっと強気な部下のBL作品で、まず絵柄が大変素晴らしい! 眺めるだけでも眼福! ツンツンしている部下が段々と心を許して甘くなっていく展開ギャップが最高にGOOD!」

書店員はなさん
TikTokクリエイター

本屋で働くTikToker。TikTokでは「書店員はな」の名で旬のマンガを紹介するショートムービーを投稿中。
TikTok:@blshotenhana

2024.01.27(土)
文=大嶋律子(Giraffe)