女性は、肌も、体質も、摂るべき栄養も、更年期前後で大きく変わる。使うべきコスメも大きく変わるはずなのに、毎年ベスコスで選ばれるコスメは、どの年齢ターゲットの女性誌でもほぼ同じ。これっておかしい、女性たちのニーズと合ってないのでは? と、週刊文春WOMANは思っていました。
そこで美容ジャーナリストの第一人者で、さまざまなコスメを駆使して、更年期を乗り越えた齋藤薫さんの完全監修で、「更年期世代のためのベスコス」を発表します。対象範囲は、メイク、スキンケアはもちろん、サプリメント、食品、下着まで。
「これさえあれば、あなたは閉経後も平然とキレイ!」そう断言できるいいものだけを選び抜いた63品が集結です。『週刊文春WOMAN2024創刊5周年記念号』より一部編集、抜粋の上、ご紹介します。
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更年期コスメ大賞
エレガンスラ プードル オートニュアンス
「ホットフラッシュで汗だくになったって、崩れない!」

デビュー34年目にして今なお愛用者を増やし続け、なんと年間100万個を売り上げるコスメ界の奇跡。これがなぜ更年期コスメ大賞なのか? 愛用者なら知っている。更年期肌もキレイに見せるだけじゃない、いわゆるホットフラッシュで汗だくになっても崩れない異様な化粧持ち。5色の粉が点描画のように点在するから美しさが圧倒的に長持ちする不思議の塊。
女子高生は夜中まで遊んでも崩れないからお小遣いを貯め、大人は生理でも更年期でも、閉経しても崩れないから、結局は生涯手放せないと知る、そんな超普遍的名品なのである。

気がつけばドラッグNo.1コスメブランドとなっていたロート製薬。124年の歴史を持つ製薬会社は、目薬に胃腸薬にと、時代の求めにただ真摯に取り組んできた。それが今はエイジングケア開発なのだ。
再生医療研究や美容医療との連携もフルに活用、更年期肌最大の悩みである“たるみ”を強力に持ち上げるリフトテクノロジー、更年期に負けない次世代エイジングケアの構築に、ずば抜けた先進サイエンスを見せつける。コスメとは言え“美”の前に健康長寿の願いがあり、誰もが若返れる未来を想定、だから処方が壮大で独創的、圧倒的に頼もしい。
2023.12.30(土)
文=齋藤 薫