この記事の連載
絶景サウナ 前篇
絶景サウナ 後篇
秘湯、名宿、絶景サウナ……47都道府県から150以上の温泉宿を紹介するCREA Due「楽しいひとり温泉。2024」。その一部を抜粋し、掲載します。
CREA Due
ひとり温泉ガイド最新版
楽しいひとり温泉。2024
定価1,650円(税込)
日常をとびだして、ひとりでじっくり味わいたい心と体が静かにほぐされる、至福のひととき。さあ、サウナと絶景を堪能する究極の“ととのい旅”へ!
離島の海を眺めながら、本格薪サウナでととのう
●一 能登島[石川]
穏やかな七尾湾の先に立山連峰を望み、能登島随一の絶景と能登の豊かな恵みを味わい尽くす。そんな自分だけの贅沢な時間を過ごせる北陸初の鮨オーベルジュが誕生した。
365日朝日を楽しめることから、名前の由来は「新しい一日が始まる場所」。この地で身も心も新たに生まれ変わる格別のひとときを演出してくれるのが、七尾湾の絶景を抱く薪サウナだ。
![サウナ室や水風呂、外気浴スペース、薬草湯。どこにいてものどかな景色を望め、心が凪いでいく。貸切サウナは90分間の予約制。(一 能登島 石川)](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/4/1280wm/img_f47333baea1ae476f3f4245d9a8adb23134223.jpg)
薪の遠赤外線の熱は肌あたりがよく、じんわりと体をあたためてくれる。キンと冷えた水風呂も本格的。香り高いカミツレなど19種類を特別にブレンドした薬草湯も、研ぎ澄まされた五感に沁みわたる。しかし何よりも、安らかなととのいをもたらしてくれるのは目の前に広がる能登の穏やかな自然、木々の揺れる音や潮風と“ひとつ”になる瞬間なのだ。
![宿に配されていることが珍しい薪サウナはフィンランド製。ゲスト自ら薪をくべることもでき、炎のゆらぎに癒される安らぎの時間が待つ。(一 能登島 石川)](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/0/1280wm/img_10d307d82736cb655a12f32b1ed32db5293415.jpg)
![備長炭入りで柔らかな水風呂。(一 能登島 石川)](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/9/1280wm/img_b9f94823d1ab0ceae50ced9a7b1e7b76246543.jpg)
![能登島は車で1周1時間ほど。島で暮らす人々の生活が息づく穏やかな風景に、どこか懐かしい気持ちを抱く。(一 能登島 石川)](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/6/1280wm/img_f67927035c778a8315fd0ebc8c44228a240465.jpg)
食事は星獲得の本店を金沢に構える「鮨みつ川」の大将・光川浩司氏が監修。能登の風土が育んだ上質な食材を江戸前鮨で堪能できる。
![夕食の鮨コースは23品ほど。味はもちろんボリュームにも大満足。(一 能登島 石川)](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/b/1280wm/img_cbba39003aff3f0d5d09ea0067554508164255.jpg)
![繊細な職人技を間近で見られるのも一興。(一 能登島 石川)](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/d/1280wm/img_8dfc192c3929f035b234979e9b86c1aa120981.jpg)
オールインクルーシブのため、10種類以上の地酒や、能登の果実や野菜を使ったノンアルコールなど、ドリンクが滞在中フリーなのも魅力。鮨とともに、サウナ上がりに、至高の一杯で極上の休日に祝福を。
![サウナとバルコニー付きの特別室「SUSO」。全8室オーシャンビューで家具はすべてオリジナル。(一 能登島 石川)](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/4/1280wm/img_44336e7a0e8edb15dfeb3446c3d10f48154067.jpg)
![北陸地方の作家の照明が階段を美しく照らす。(一 能登島 石川)](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/5/1280wm/img_05bda6c14fe7b738ffb71407c50086e4234936.jpg)
一 能登島
所在地 石川県七尾市能登島須曽町42-4
電話番号 0767-85-2150
ひとり料金 1泊2食つき87,120円~(貸切サウナ利用付き)
ひとり対応 通年可
https://hitotsu-notojima.com/
●JR和倉温泉駅より車で約10分
●サウナ室 75度/水風呂 14度
2023.12.19(火)
文=鈴木 希、 Aya Hanamura
写真=Asami Enomoto
CREA Due 2024年1月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。