◆西オーストラリア州立博物館
![恐竜と記念撮影。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/2/1280wm/img_82d2f603635d7f68a2a82aba9353af72112992.jpg)
パースの歴史や文化、そしてアートを知るなら「西オーストラリア州立博物館」は見逃せません。1891年からの歴史を持つ博物館ですが、2020年にリニューアルオープン。最先端の仕掛けたっぷりで、すみずみまで楽しめるのです。しかも、パース駅直結という立地もうれしい!
![既存の建築物を活かし、現代的な増築を行った。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/1/1280wm/img_91c49174a2fdbd176ad408b1cf2c6d5c183286.jpg)
施設の正式名称は「WA Museum Boola Bardip(ブーラ・バルディップ)」。ブーラ・バルディップとは、アボリジナルの言葉で「多くの物語」を意味し、その名のとおり実にたくさんのストーリーと出合える場所です。
![アボリジナルのボートを復元。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/8/1280wm/img_c89e6a3eabfbe358edd817c7e938b90d256172.jpg)
エントランスを入ってすぐ、吹き抜けにつるされたアボリジナルのボートが訪れた人を歴史と文化の旅に誘ってくれます。
館内はアボリジナルのカルチャーを伝える「Wesfarmers Gallery」、体験もできるイノベーティブなアートの「Rio Tinto Gallery」、オーストラリアの自然について知る「Wild Life」など5つのパートに分かれています。
![クジラのガラスアート。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/e/1280wm/img_3ed707b106d30d20f7419fd2af673057109919.jpg)
吹き抜け付近にもアートが。ガラスを使って描かれたジンベエザメは、ガラス作家、Vaughn Bisschopsの作品。圧倒的な存在感。
![メッセージ性の強いアートも。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/e/1280wm/img_1e4a4c44c1668dc8c928bf95d21172bd131200.jpg)
こちらは荒野に放置されていた車を使ったアート。車や壁には「This land is our stolen land(この土地は私たちの盗まれた土地)」などのメッセージがあり、過去の先住民に対する侵略について心情を表現しています。
2023.12.08(金)
文=CREA編集部
撮影=鈴木七絵