美しい日本を改めて感じることができる、風情ある街角に溶け込む宿を岐阜と長野から2回に渡り2軒をご紹介。
今回は、中山道の宿場町・奈良井宿に2021年その扉を開いた分散型の宿泊施設「BYAKU Narai」。築200年超の建築に宿泊することができる客室や食事の魅力をご紹介。
200年以上の歴史ある宿場町の物語を楽しむ
◆Byaku Narai(ビャクナライ)[長野・塩尻]
中山道の宿場町・奈良井宿に2021年その扉を開いた分散型の宿泊施設「BYAKU Narai」に、2棟4室の客室が加わった。
築150年を超える土蔵をもつ「島茂屋 Shimamo-ya」は、代々地元の村議員を務めてきた名家。
こちらの棟の3部屋の夕食は、本館「歳吉屋」にあるレストラン「嵓 kura」が提供する新郷土料理を部屋食にアレンジした専用メニューだ。
木の温もりが心地よい空間でゆっくりと地元の食を堪能できる。一方の「かね上屋 Kanekami-ya」は、奈良井宿下町の伝統的建造物の特定物件に指定。
築200年超の建築にプライベートサウナを設け、日常から逃れられる一棟貸しの宿に生まれ変わった。歴史を感じながら、極上のくつろぎも体感したい。
Byaku Narai(ビャクナライ)
所在地 長野県塩尻市奈良井551
客室数 16室
料金(1室) 80,000円~(2名利用)
アクセス JR奈良井駅より徒歩約5分
https://byaku.site/
Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2023.12.04(月)
文=呉屋沙織