◆正暦寺の紅葉

 一条天皇の発願により、正暦3(992)年に関白九条兼家の子兼俊が創建したとされる正暦寺。菩提寺山中腹の深い自然の中にあり、秋になると参道から境内まで色とりどりの紅葉で美しく染まる。

「境内には約3,000本の楓があり、奈良屈指の紅葉の名所として古くから親しまれています。楓が黄色や赤に色付くと、木々の緑と織り交じり錦の色に見えることから、『錦の里』とも呼ばれます。

 また、福寿院から眺める秋の借景庭園も絶景です」(奈良県観光公式サイト「あをによし なら旅ネット」担当スタッフ)

見ごろの時期:11月上旬~12月上旬

正暦寺の紅葉(しょうりゃくじのこうよう)

所在地 奈良市菩提山町157
https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/023flower_spot/shoryakuji/0000000003/

◆藤原宮跡のコスモス

 藤原宮は、中国の都城にならい、日本で初めて建設された本格的都城。現在、宮跡には原野が広がっており、秋になると一面にコスモスの花が咲き誇る。

「約30,000平方メートルに咲き誇る6種類のコスモス300万本を、耳成山、天香久山、畝傍山の大和三山の眺めとともに楽しめる絶景スポットです」(奈良県観光公式サイト「あをによし なら旅ネット」担当スタッフ)

藤原宮跡のコスモス(ふじわらきゅうせきのコスモス)

所在地 奈良県橿原市高殿町ほか
https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/023flower_spot/fujiwarakyuato/0000000001/

2023.10.07(土)
文=佐藤由樹
協力=奈良県観光公式サイト「あをによし なら旅ネット」