白髪を隠すのに、意外と使えるアイテム
白髪染めをするようになると、今度は「伸びてきた白髪の根元」が気になるようになります。
ここでは、美容室に行くまでの期間にどうしても気になってしまう白髪を隠す対処法と、実は使えるアイテムをご紹介します。
▼髪の色が明るい方が、白髪は目立たない
そもそも根元の白髪が目立つ理由は、全体の髪色が暗いからです。全体の髪色が明るければ、根元の白髪は認識しにくくなります。
白髪染めがポピュラーになった昭和のお母さん世代の頃は、黒々としたカラーが支持されていました。黒々とした髪は若々しく見える利点がありますが、伸びてきた白髪が悪目立ちするという欠点もあります。
むしろ髪全体が「明るい茶髪」になる方が、白髪はぼやけて見えます。例えば、金髪にすると白髪はかなり馴染み、見えにくくなります。とはいえ、金髪は派手なスタイルになりやすいです。髪色は、ご自身のキャラクターに似合う範疇で選ぶのがオススメです。
▼ヘアオイル・バームでしっとりさせると、白髪が目立たない
まだ数本の白髪が目につく程度であれば、髪にヘアオイル、バームでしっかり目の艶感を出すと、白髪が見えにくくなる効果があります。これは、髪全体が乾いている状態より、濡れている方が髪色が目立ちにくくなるのと一緒です。
更に、その油分の重さでしっとりとさせることで、白髪のパサつきやヒョロヒョロもカバーしやすくなります。
▼白髪隠しコンシーラーやマスカラは応急処置としてオススメ
白髪隠しのコンシーラーやマスカラは、引いた場所から見たときに白髪をかなりカバーできるのでオススメです。シャンプーで洗い流せるものなので、その後のヘアカラーに影響することもありません。
ですが、製品によっては「染まります」と表記されているものもあります。その場合、「ヘアマニキュア」の成分が混合されており、将来の美容室でのカラーに影響を及ぼす可能性があるので、使う前に担当の美容師さんに相談するようにしましょう。
●使う上での注意点
これらの商品を使いこなすコツは、溶液をたっぷり使うことです。
「もったいないから」「長く使いたいから」と少ない量を付けても、あまり効果がありません。白髪は、黒髪よりもピンピンしてハリがあります。ハリがある髪は溶液を弾いてしまい、付着しにくいのです。ですので、薄付けではなく、しっかりと溶液を付ける必要があります。
また表面だけに付けると、内側の白髪が透け、うまくカバーができません。表面だけではなく、内側にも付けるようにするのが良いでしょう。
2023.09.24(日)
文・イラスト=操作イトウ