新しい話題がいっぱいの沖縄本島もいいけれどのんびり昔ながらの島情緒を楽しみたいならぜひ離島へ。
都会から遠く離れた島々だからこそ、美しい手仕事が今も息づきモノづくりの感激を実際に味わうこともできる。
今回は、注目のお店を4軒ご紹介。豊かな自然に抱かれて、心満たされる休日を満喫しよう。
森のなかに密やかに佇む民芸の館
◆やちむん館工房 紗夢紗蘿

樹齢数百年という千本足のガジュマルが鎮座する森に静かに佇み、八重山伝統の民具や、やちむんをはじめとした民芸の魅力を伝える「やちむん館工房 紗夢紗蘿」。

店舗には、当代きっての人気作家・大嶺實清さん率いる「大嶺工房」の器のほか、古着などの骨董を再利用した思わぬ掘り出し物に出会うことも。

また、体験講習会(要予約)では、1時間ほどで完成するコースターから、完成まで数日を要する円座や編袋にも挑戦可能。民具づくりを目的に旅したくなる。

やちむん館工房 紗夢紗蘿
所在地 沖縄県石垣市白保1960-15
電話番号 0980-86-8960
営業時間 10:00~16:00(第2・4土曜は12:00~)
営業時間 水・日曜、第1・3・5土曜
交通 石垣空港から車で約5分、徒歩約15分
https://yachimunkan.co.jp/
2023.07.13(木)
文=矢野詔次郎
写真=志水 隆
構成=矢野詔次郎
CREA Traveller 2023 vol.2
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。