韓国メイクというと「Z世代なら似合うけど……」と躊躇してしまう方も少なくないのでは? でも実は、韓国メイクはその人が本来持っている魅力を強調し、品と華やかさをプラスしてくれるテクニックとアイテムの宝庫! 大人世代にこそ試してほしいメイクなのです。
みなさんに、大人韓国メイクの底力を知ってもらうべく、韓国メイクに精通しているヘアメイクアップアーティストのGeorgeさんを招き、40歳のCREAアンバサダー井上智賀さんに「大人韓国メイク」をしてもらいました。
メイクテクニックと使用したアイテムを、「ベースメイク篇」「メイクアップ篇」「ヘアスタイル篇」の3回にわけてお届けします。
![韓国のリアルトレンドを知る、ヘアメイクアップアーティストのGeorgeさん。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/9/1280wm/img_a9ce54fed4f360ce74616c522b619a0b36761.jpg)
メイクが進むにつれ、井上さんの顔の印象がどんどん変化していく様子も必見です!
![CREAアンバサダーの井上智賀さん。写真は「大人韓国メイク」前の普段のメイクの状態。好きな俳優は、韓国ドラマ「浪漫ドクター キム・サブ」のソ・ヒョンジン。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/e/1280wm/img_0e45c987e55a19b4cb0c640b42735d2b40465.jpg)
Georgeさん直伝! 大人韓国メイクのマストポイント3
【1】立体感と透明感が際立つベースメイク
【2】丁寧に仕込んだメイクアップ
【3】ツヤとボリューム感のあるヘアスタイル
今回は、【2】のメイクアップ篇です!
【メイクアップ篇】肌なじみのよいカラーでまとめながらも、ぐんと華やかな印象に
![左が普段のメイク、右がベースメイク&メイクアップ後。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/0/1280wm/img_70adde8efc2c195b6bc3a4589e041ddb173684.jpg)
「韓国メイクは、色で遊ぶというよりは、肌なじみのよい定番カラーを質感の組み合わせで楽しむのがトレンドです。特に目もとは手順が多く感じますが、重ねることで深みが出るのでぜひ試してみてください」(Georgeさん)
【アイメイク】マットな質感とラメ使いで、定番ベージュアイシャドウをアレンジ
「アイシャドウは、マットな質感にラメをポイント使いするのがポイント。パール感が多いと、韓国メイクっぽくなりません。色使いもグラデーションではなく、レイヤード(重ね塗り)するのがコツ」とGeorgeさん。肌なじみのよいベージュ系アイシャドウで丁寧に色を重ね、奥行きを出して。
【メイク手順】
【ステップ1】
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/f/1280wm/img_6f1e11ac457d93bb9a0732c5777cc15b388928.jpg)
![使ったのは「CLIO プロ アイ パレット 12」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/d/1280wm/img_cd63d9943f46f8f538b07654ecb56d76366410.jpg)
まずは「上まぶた」から。「CLIO プロ アイ パレット 12」の①をアイホール全体にのせ、②を眉下に。③を二重幅より少し広めにのせてから、④をまぶたの盛り上がっているところ(黒目の上)に幅広く入れる。⑤をラインのように目頭から目尻まで引く。
【ステップ2】
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/3/1280wm/img_d3c97951a003f5237457b0cbfa055835418529.jpg)
次に、「下まぶた」。まず、涙袋に②を入れる。その後、⑥を目尻から目頭方向の2/3くらいに重ねた後、⑦を目頭にのせる。
使用アイテム:CLIO プロ アイ パレット
![CLIO プロ アイ パレット 12 3,740円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/2/1280wm/img_42e29d8f881dc4e35b391e62b356d748351946.jpg)
シマー、マット、グリッターの3つの質感を楽しめる10色パレット。粉飛びしづらく、美しい発色が楽しめます。平たいブラシと丸みのあるブラシのWエンドブラシつき。
CLIO JAPAN公式サイト
その他のポイント
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/f/1280wm/img_4f12f5832a0129d90c7b1bfea2027de4324374.jpg)
眉……トレンドは眉尻が下がらないまっすぐの形。少し明るめのアイブロウカラーをのせてから、アイブロウマスカラで色をつけて柔らかさをプラス。コンシーラーでアウトラインを消し、より立体的に見せて。
アイライン……アイカラーと同系色のブラックブラウンのカラーをまつ毛のキワにオン。目尻側を長めに描いて。
マスカラ……ビューラーで根元からしっかりまつ毛を上げ、下地を塗ってからマスカラを塗る。束感のあるのがトレンドなので、コームでとかさず仕上げて。
頬……チークをしていないような印象にするため、明るめのピンクを大きめのブラシでふわりとのせる。肌をきれいに見せるために入れるので、あまり発色を際立たせないのがコツ。
2023.03.31(金)
文=増本紀子(alto)
撮影=平松市聖