【2023年2月】悟明老師が占う開運行動

 日本では保守的であるほうが運気を活かせる2月。今ある状況や環境に感謝しながら、粛々とやるべきことを行い、着実に前進していってください。そんな時期におすすめの開運アイテムは、以下の3つです。

 1つ目は「元寶」。

 元寶とは、中国の元朝以降、貨幣代わりに使われていた銀塊のことで、舟形の上に丸いものを載せた形をしています。馬の蹄にも似ていることから、日本では馬蹄銀、または銀錠(ぎんじょう)などと呼ばれています。中華圏では、招財の風水アイテムとしておなじみで、大小さまざまなレプリカが手に入ります。

 今回は、10個の金色の小さめの元寶を用います。オフィスのデスクやサイドボードなど、よく目につく場所に円形に並べて飾りましょう。ここでイメージしてほしいのは“十全十美”。非の打ちどころのない完全無欠な様子を思い描き、あらゆる願いが叶うよう、お願いしてください。

 2つ目は「五帝銭」。

 中国清朝の皇帝のパワーを象徴する吉祥物の力を借りましょう。五帝とは、順治帝、康煕帝、雍正帝、乾隆帝、嘉慶帝のこと。権威ある5人の名が刻まれた古銭には、皇帝たちの“帝運”が宿るとされ、そのレプリカを繋げた飾り物が招財や厄よけのお守りとして使われています。皇帝の力とは、つまるところ財力。東西南北と中央、あらゆる方角からの財が入ってくることをお願いしましょう。

 日本でも風水ショップなどで手に入るので、この機会に取り寄せてみてください。オフィスのデスク周りやリビング、車の中などに吊るして飾るほか、お守り代わりに、バッグの中にしのばせておいてもOKです。

 3つ目は「三脚蟾蜍」と呼ばれる、3本脚のヒキガエル。

 2本の前脚で財をかき集め、1本の後脚でその流出を食い止めるとされ、中華圏では招財の吉祥物として親しまれているカエルです。口にお金を咥えているのが一般的で、足元に溢れんばかりのお金が配されているものも。また、3本脚で立つ姿は、王位の象徴でもあった中国古代の土器“鼎”を思わせることから、ビジネスの発展にも効果があるとされ、日本の招き猫のように、お店の入口に飾られるなどして取り入れられています。
 
 日本の通販サイトでも手頃な価格のものが見つかるので、実物を飾るのが理想的。その際は、カエルの口を外に向けるのがポイントです。収入を得ている場所=オフィスのデスクやお店の入り口に置いて、収入アップを願ってください。

 この時期の吉方位は北と南。寺社にお参りする際は、この方角に。また、あなたの協力者や交際相手として有望なのは、寅(とら)、午(うま)、戌(いぬ)年の人。この干支の人には、心を開き、少し甘えてみてもいいひと月です。

悟明老師(ウーミン ラオシー)

「易屋軒命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は25年。本サイトでは東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を「鳥卦」によって詳細に解説。
台北市饒河街夜市内(饒河街220號の前)での鳥占いは、連日、長蛇の列ができる人気ぶり。生まれ年と質問を伝えると、神鳥が中国タロットのカードをついばみ、先生が解読。探し物が見つかるとのクチコミ多数。
※鑑定は17時30分~23時まで。鳥卦(約10分)は、一問につき300元。通訳を希望すれば、専属の通訳者がネット電話ごしに説明してくれる。鳥卦以外にも紫微斗数、四柱推命などのパーソナルな占いの依頼も可能。電話番号:0930-763-546(中国語対応)

Column

台湾発! 悟明老師が世界を占う

台湾の饒河街夜市での鳥卦(神鳥占い)が“当たる!”と評判の悟明老師。実はあらゆる占術に精通していて、台湾ではメジャーな紫微斗数での鑑定も行っています。そこで、日本の読者のために、毎月の世相を紫微斗数で読み解いてもらうことに。ここでは大局をみる際に使われる「天下第一盤」で占います。

2023.01.30(月)
文=堀 由美子