さまざまな趣向が満載の「オリーヴの森 感謝祭」

オリーヴが日本で最初に栽培されたのは1908年のこと。当時、三重県および鹿児島県でも試験栽培が行われたものの、唯一根付いたのがここ、小豆島だったという

 瀬戸内海の播磨灘に浮かぶ小豆島は、壺井栄の小説『二十四の瞳』のモデルとなった島として知られる。この島の名産は、そうめんや醤油、佃煮、胡麻油、そしてオリーヴである。

 この地において、1985年からオリーヴオイルを用いた化粧品や食品に関する事業を手がけている企業が「小豆島ヘルシーランド」。その名の通り、同社は“心と体の健康を追求して小豆島の発展に寄与する”という社是を掲げている。

  「オリーヴの森」と名付けられたその自社農園には、数千本のオリーヴが植樹され、すこやかに育つ。

 なかでも、こちらの森のシンボルとなっているのが、樹齢1000年のオリーヴの大樹。はるかスペインのアンダルシアから移植されたというから驚きだ。エネルギーにあふれたこの木の存在感は、見る者すべてに活力と希望を与えてやまない。

 また、それぞれの木の里親を募集する“myオリーヴ倶楽部”など、ここではユニークなプロジェクトがいろいろと試みられている。

 この農園で毎年秋に開催され、大変な好評を博しているのが「オリーヴの森 感謝祭」。2013年の感謝祭が行われるのは、11月17日(日)。今年も、さまざまな趣向が満載だ。

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2013.11.08(金)