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BAパンダさんは頭の回転が速くて、物事を論理的に考えるタイプの人なので、ふんわりした言い方はしないんです。前提、過程、結果の順でいつもわかりやすく説明してくれて。
――「なんとなく変」の“なんとなく”の部分を言語化してくれる、と。
吉川 私がやっていた「囲み目メイク」についても「ここを大きく華やかに見せたかったんだよね」「だったらこう変えてみよう」とわかりやすく教えてくれて、「ああ、なるほど」という感じで納得して変えていけたのかなと思います。
眉毛もアイカラーも…「目からウロコ」のテクニック
――ところで、吉川さんはメイクで一番大事なパーツはどこだと思われますか。やっぱり眉毛でしょうか。
吉川 そうですね。眉毛を変えるのが一番印象が変わりやすいと思います。BAパンダさんも眉毛は流行を取り入れやすいパーツだから、「素敵だな」と思う人がどういう眉毛の形をしているか、観察してみるといいって言ってましたね。
結構、眉毛って奥が深いんですよ。引き締めたいときはキリッとした形で、カジュアルに見せたかったらちょっと優しげな形で描く。テクニックの話で言うと、枠をとって中を塗るんじゃなくて毛を一本一本描くとか、眉頭はちょっと動かすとか、いろいろあって。まだまだ修行中って感じですね。
――BAパンダさんから教えてもらったテクニックの中で、特に「目からウロコ」だったものはなんですか。
吉川 それこそ、「メイクのパターンをいくつか持っておくといいよ」と教えてもらったのは驚きでしたね。今までの私のメイクって、濃いか薄いかの選択肢しかなかったんです。スカート履いてる日は濃い、ジーパン履いてる日は薄い、みたいな感じで。
でも、眉毛の形やアイカラーの入れ方にもバリエーションがあっていいんだなってことを初めて知りました。
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実は、BAパンダさんはもともとコスプレイヤーだったので、なりたいキャラクターのイメージに近づくためのメイクがすごく得意なんです。シチュエーションに合わせてメイクを変えるっていう考え方は、その影響も大きいのかもしれませんね。
2022.12.09(金)
文=「文春オンライン」編集部