猫の虜になりすぎて「猫の日」に結婚! 気になる経緯を聞きました
お笑い芸人さんに一緒に暮らすペットを紹介してもらう連載「お笑い芸人の“うちの子”紹介」。第18回は『キングオブコント2021』ファイナリストで、現在、さまざまなバラエティ番組で活躍する蛙亭の中野周平さん。
現在、サバ白のエトちゃん(メス・7歳)と茶トラのトトちゃん(メス・5歳)と暮らしています。中野さんにとって初めての猫との暮らしだそうですが、今年2022年2月22日の「スーパー猫の日」を入籍日に選ぶほど、今やすっかり虜に。忙しい中でも、猫たちとの毎日の触れ合いを大事にしているようです。
エトさんとの唐突な出会い「猫を抱えた奥さんが…」
――現在、一緒に暮らしている2匹の猫のうち、最初に迎えたのはエトちゃんだったんですよね。
当時は彼女だった今の奥さんと同棲し始めて1カ月くらいした時、家に帰ったらまったく知らない猫がいたんです(笑)。奥さんが猫好きなのは知ってましたし、飼いたいと思ってたのも知ってたんですけど、なんの前触れもなく猫を抱きかかえた奥さんに「猫を引き取った」って言われて。
僕も猫好きなんで(引き取るのは)全然よかったんですけど、気持ちの準備をしてお迎えしたかったなっていうのがあったんで、「そうなの? でも、まだ生活も不安定やし」って言ったら、「ほら! そう言うと思ったから勝手に動いたんだよ」って言われました。電撃的な出会いになりましたね。
――それまで動物と暮らした経験はあったんですか?
僕がカエル好きなので、コンビ名は蛙亭なんですけど、僕よりも先に父親がカエル好きで。中学生の頃、ペットショップからオーストラリアのイエアメガエルっていう10センチくらいのカエルを迎えました。ゲコゲコって鳴くのはオスみたいなことを聞いていたんですけど、1カ月間、鳴かなかったんで、メスだと思って。当時放送してたNHK連続テレビ小説『ファイト』に出てくる競走馬の名前からジョンコっていう名前をつけた瞬間、鳴き出して、結局オスだったっていう(笑)。
あと、高校2年生くらいの頃、親がマイホームを建てた折にフレンチブルドッグのオスのロックくんをお迎えしました。ただ、18歳で家を出てしまったんで、ロックくんとは1年ちょっとしか生活してないんですけどね。
――ということは、猫との暮らしは初めてですか?
初めてですね。1匹の頃のエトさんは、すごく活発な猫で、とにかくかわいかったんです。僕が立ってると飛びついてきたり、家を出る時はリュックの上に乗って一緒にお出かけしようとしたりして。イタズラもするし、元気いっぱい。もちろん今もかわいいんですけど、トトが来てからすごくおとなしくなっちゃったんですよね。全然、僕にかまってくれなくなってしまいました。
2022.08.10(水)
文=高本亜紀
撮影=榎本麻美
写真=中野周平