ビーチで、水上で、地下で、モルディブカレーからお寿司まで！

　客室数が45室という小さなリゾートながら、「ギリ・ランカンフシ」には3つのレストランがある。ビーチや木陰、ワインセラーでのプライベートダイニングもカウントすれば、その数はさらに増える。

　メインレストランは、「カシヴェリ」。モルディブの言葉で「サンゴの砂」と名づけられた通り、オープンエアのレストランの床は、素足が気持ちいいさらさらのサンドカーペットだ。よく見ると、ヤドカリやヤモリのかわいい足跡が残されていたりする。

「カシヴェリ」のアラカルトメニュー。ランチとディナーで楽しむことができる。
「カシヴェリ」のアラカルトメニュー。ランチとディナーで楽しむことができる。
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「カシヴェリ」は、オープンエアの屋根の下だけでなく、ヤシの木が並ぶビーチにもテーブルがある。
「カシヴェリ」は、オープンエアの屋根の下だけでなく、ヤシの木が並ぶビーチにもテーブルがある。

　朝食は、目の前で作ってくれるサラダや卵料理のほか、エアコンが効いた屋内には生ハムやチーズ、デザートなどが目移りするほど並んでいる。夕食はアラカルトだったり、ビーチに屋台が並ぶアジアンビュッフェだったり、曜日によって替わるので長期滞在しても飽きない。

少し離れた場所には、プライベートディナーのセッティングが。なんてロマンチック！
少し離れた場所には、プライベートディナーのセッティングが。なんてロマンチック！
「カシヴェリ」のアジアンビュッフェ・ディナー。屋台を模したブースにアジア各国の料理が。日本人シェフによるお好み焼きも！
「カシヴェリ」のアジアンビュッフェ・ディナー。屋台を模したブースにアジア各国の料理が。日本人シェフによるお好み焼きも！

 「カシヴェリ」の地下にはハイセンスなインテリアのワインセラーがある。ここには、 1本数千円から百万円近くまで、約500種類1万本のワインが貯蔵されていて、小さな南の島ながら、あらゆるワイン好きのニーズに応えられるラインナップだ。ここでは、ワインに合わせたディナーだけでなく、ワインとチーズ、ワインとチョコレートといったペアリングを楽しむこともできる。

ゆるやかにカーブした階段を下りた地下に、ハイセンスなインテリアのワインセラーが！　テーブルの中央にあるのは、2004年の津波で流れ着いた流木だ。ここには、約1万本のワインが揃う。
ゆるやかにカーブした階段を下りた地下に、ハイセンスなインテリアのワインセラーが！　テーブルの中央にあるのは、2004年の津波で流れ着いた流木だ。ここには、約1万本のワインが揃う。

 「オーバー・ウォーター・バー」は、「カシヴェリ」の前の水上バー。飲み物だけでなく、ランチもいただくことができるし、曜日によってはビュッフェディナーとなることも。建物の中央には大きな穴が開いていて、サメの子供たちが集まってくる。大きなソファ席で彼らを眺めることができる、人気の場所だ。

「オーバー・ウォーター・バー」では、ランチと、曜日によってはディナーも楽しむことができる。
「オーバー・ウォーター・バー」では、ランチと、曜日によってはディナーも楽しむことができる。
「オーバー・ウォーター・バー」の中央には大きな穴が！　その周囲のソファ席は、食事前のアペリティフにも、アフターディナーにも人気だ。
「オーバー・ウォーター・バー」の中央には大きな穴が！　その周囲のソファ席は、食事前のアペリティフにも、アフターディナーにも人気だ。

 「バイ・ザ・シー」は、メイン施設があるエリアとは反対側の、見晴らしのいい2階にある日本食レストラン。海に向かって左右に細長い造りは、すべてのテーブルから海がよく見えるようにとの配慮から。オープンエアのテーブル席の両端には、エアコンルームの鉄板焼きと寿司バーがあるので、予約の際に指定しておきたい。

「バイ・ザ・シー」は、中央が海に面したオープンエアのテーブル席で、その左右に鉄板焼きと寿司バーがある。
「バイ・ザ・シー」は、中央が海に面したオープンエアのテーブル席で、その左右に鉄板焼きと寿司バーがある。
「バイ・ザ・シー」の鉄板焼きコーナー。オーバーアクションな焼き方がゲストを楽しませてくれる。エアコン完備なので、鉄板の近くでも快適だ。
「バイ・ザ・シー」の鉄板焼きコーナー。オーバーアクションな焼き方がゲストを楽しませてくれる。エアコン完備なので、鉄板の近くでも快適だ。
「バイ・ザ・シー」の寿司バー。テーブル席でゆっくりいただくことができる。
「バイ・ザ・シー」の寿司バー。テーブル席でゆっくりいただくことができる。
次のページ全室が水上の2階建てラグジュアリーヴィラ

2022.06.21(火)
文・撮影＝たかせ藍沙

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