「CREA」2022年夏号の特集は、「楽しいひとり温泉」。
風の匂いや水の音、葉の隙間から差し込む光、手足をうんと伸ばして温泉に浸かる時間。大地の力を全身で感じるうちにだんだんと本来の自分を取り戻せる気がする。だから、この夏はちょっとだけ“冒険気分”も連れて、ひとり楽しい温泉旅へ。日本全国の選りすぐりのひとり温泉宿をご紹介します。口福な「お取り寄せ別冊」もついた保存版です。
CREA 2022年夏号
楽しいひとり温泉
特別定価950円
CREA WEBでは、「CREA」2022年夏号のコンテンツの一部を大公開します!
日本一級の湧出量を誇り、レモンのように酸っぱい強酸性の湯が湧く沼尻温泉。全国にも稀な温泉源泉地で始まったエクストリーム®温泉に注目! 大地の恵みを感じる冒険にいざ、出発。
いざ、温泉を探す冒険へ出発! わくわくとドキドキ満載温泉
![70度の源泉と川の水が混じっていい湯加減。これぞ究極の天然温泉!](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/1280wm/img_63b39a6b8e0412b7b0b9a8c9108e3ef1442773.jpg)
今、温泉マニアの間でひそかに話題を集めている「エクストリーム®温泉」。国立公園内の山奥の源泉地まで歩いて向かい、川そのものが温泉という“野湯”に浸るというワイルドなツアーで、目的地まではトレッキング程度のプチ冒険が待っている。
![START! 集合場所は「沼尻高原ロッジ」に併設された「cafe & activity nowhere」。登山靴はレンタル可。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/b/1280wm/img_fbe4add6be5a8e60ff31fb954e9096aa203121.jpg)
![冒険のはじまり。車で移動し、登山口へ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/d/1280wm/img_fd1796c1aa701c8fd02084551ba84a80303963.jpg)
![新緑と残雪のコントラストがかっこいい磐梯山の眺め。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/d/1280wm/img_2ded18b1cef39505813fd0dd8142a3de207497.jpg)
岩場の急斜面を降りるなどの慣れない山道はちょっぴりハードだが、青い空と山が織り成す絶景、温泉が瀑布となって落ちる姿など、迫力の光景に感動しきり。ふうふう言いながら登りつめれば、ぱっと眼下に広がるのは源泉地!
![意外と険しい……。草をかき分けぐんぐん登る。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/7/1280wm/img_6779639686ef5bf5cc10db753294b5ed491234.jpg)
![きれいな滝…。白糸の滝の水も温泉。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/d/1280wm/img_cdb125fd6b288b69bf6795a1873a3dd0230867.jpg)
かつて硫黄の鉱山だったという、ゴールドラッシュのような眺め。川の色も何とも言えないエメラルドグリーンがかってきて、温泉成分が増えていることが分かる。源泉に近づくとガイドさんが何やら探知機でチェック。
![絶景を眺める(ふりをして休む)。映画みたいな風景。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/e/1280wm/img_5edfb9a6982a8457e174e5c0f587cf85530265.jpg)
「源泉が濃すぎて風がない日はガスが溜まることも」とガイドさん。ガスが多いと死んじゃう危険性もあるそうで、この冒険、けっこう命がけ!?(安全です)。ぼこぼこ湧いている湯口を見学し、いよいよ野天風呂へ。
2022.06.07(火)
Text=Kaori Minetsuki
Photographs=Takashi Shimizu
CREA 2022年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。