定番スイーツは女性が大好きなこの2品
お菓子は、入り口すぐの所に置かれています。
定番は「エッグタルト」と「パイナップルケーキ」。もちろんどちらも手作りです。
「エッグタルト」は、マカオ名物のスイーツ。ポルトガルのお菓子、カスタードクリーム入りの小さなタルト「パステル・デ・ナタ」を、イギリス人アンドリュー・ストウが英国風に改良し、「ポルトガル風エッグタルト」と名付けてマカオの自分の店で売り出したのが始まり。マカオから、香港や中国各地、シンガポールなどに広がり、今や大人気です。
ここのエッグタルトは、甘さ控えめでタルト生地もさっくりと軽やか。小さめなので、2個はすんなり食べられます。「お店でも温めてお出しします。テイクアウトして、おうちで食べる時は、ホイルでくるんで、オーブントースターで5~7分位しっかり温めて、熱々を召し上がってください」と井田さん。卵とバターの香りで、ほんわか、幸せな気分になれます。
「パイナップルケーキ」は、台湾の名物。パイナップルジャムとバターで作ったあんをクッキー生地の皮で包み、オーブンで焼いたお菓子。台北では専門店も登場し、2006年からは台北市の主催でコンテストも行なわれているそう。台湾のおみやげにもらって、食べたことがあるという方も多いかもしれません。
台湾のものは四角いのですが、ここのは、何とニッコリ笑顔のパンダ型で、その名も「パンダのパイナップルケーキ」。
「生のパイナップルを南京町の食材店で買ってくるところからスタートなんです(笑)。1日目でジャムにして、2日目にあんにします。生地を作って、包んで焼いてと、全部で4工程。4日がかりでやっとできあがり」。現地よりもっとおいしくと、工夫を重ねたそう。形も四角からハート型になり、今のパンダ型になったのだとか。
食べるとパイナップルの風味が口いっぱいに広がります。まわりの生地もさっくり。上品な甘さで、こちらもいくつでも食べられそう。
2013.09.22(日)