海外旅行が難しい今は、日本の美しさを見つめるチャンスです。

 今こそ、手が届くところにある日本の魅力を再発見してみませんか?

 特集では、各エリアの観光の達人に、その地が誇る自慢の絶景・風物詩について教えてもらいました。

 今回は、中部エリアの冬の風景をまとめてご紹介します。

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。

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◆新潟県

白鳥の飛来

 公園や湿地など、新潟県内にいくつかある白鳥の飛来地。何千キロも離れた遠いシベリアから越冬のために飛来してくる白鳥が、純白の雪景色の中を舞う姿は、なんとも言えない美しさ。

 「県内各所にある飛来地のうち、ラムサール条約登録湿地であり全国的に有名なのは『瓢湖』です。

 例年10月上旬に第一陣が訪れ、3月下旬まで滞在します。シーズン中は『白鳥おじさん』による餌やりが行われ、『こーい、こーい』の声に白鳥や鴨などの水鳥が集まってくる様子は壮観です」(「にいがた観光ナビ」PR担当スタッフ)

白鳥の飛来(はくちょうのひらい)

所在地 新潟県阿賀野市水原313-1
https://niigata-kankou.or.jp/spot/10803

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◆富山県

相倉合掌造り集落

 合掌造りの家屋や神社、雪崩から集落を守る雪持林など、五箇山の歴史的景観を今に残す相倉合掌造り集落。

 今も昔ながらの生活が営まれており、世界的にも珍しい「人が住まう世界遺産」としても有名なこの集落には、手つかずの自然が多く残されており、素朴な山村の原風景を楽しむことができる。

 また、この集落のある五箇山は、世界でも有数の豪雪地帯として知られる地域。12月頃になると、伝統的な家屋が純白の雪に覆われて、ノスタルジックな雰囲気が漂う景色が広がる。

相倉合掌造り集落(あいのくらがっしょうづくりしゅうらく)

所在地 富山県南砺市相倉611
https://gokayama-info.jp/archives/1718

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◆石川県

白山比咩神社の表参道

 白山比咩神社は、日本三名山の1つに数えられる白山を神体山とする神社。表参道には樹齢1,000年以上の杉やあすなろがそびえ、荘厳な雰囲気を漂わせる。

 「白山比咩神社は全国に約3千社もある白山神社の総本宮で、地元では『しらやまさん』と呼ばれ親しまれています。

 一の鳥居の奥に杉や欅、楓などの樹木に覆われた約250メートルの表参道があり、冬になると草木や階段が雪で真っ白に染まり、神域ならではの風情ある景色に心が洗われます」(石川県観光企画課)

白山比咩神社の表参道(しらやまひめじんじゃのおもてさんどう)

所在地 石川県白山市三宮町ニ105-1
https://www.hot-ishikawa.jp/spot/6256

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2022.01.28(金)
文=佐藤由樹