![なんという小ささ! でも、ヤマネコらしいワイルド可愛さ。提供:よこはま動物園ズーラシア](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/5/1280wm/img_c53c6d09b2736c457ab6ebaa084a2a28300826.jpg)
長崎県の対馬にだけ生息するツシマヤマネコ。種の保存法により、国内希少野生動植物種に指定されています。
現在、野生のツシマヤマネコは100頭ほどのみが確認されているだけですから、本当に危機的な状況です。そんななか、「よこはま動物園ズーラシア」では、国内で初めて人工授精によって赤ちゃんが誕生!
哺育の様子が公開されたので、さっそく会いに行ってみました。
ヤマネコのワイルドさとヨチヨチ加減がたまらない
![初めてお客様の前へ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/8/1280wm/img_08ef27f669a56802a9f97fbd1e3ab43397322.jpg)
ツシマヤマネコというと、長崎県の対馬にしか生息していない野生のネコ。1994年に国内希少野生動植物種に指定され、もっとも危機的な絶滅危惧種の一種です。国内の動物園でも観られる場所は限られています。
そのひとつ、「よこはま動物園ズーラシア」では、国内で初めてツシマヤマネコの人工授精に成功! 2021年3月18日(木)に赤ちゃんが誕生しました。
![生まれた翌日の赤ちゃん。寝ているのか起きているのか。提供:よこはま動物園ズーラシア](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/e/1280wm/img_9ec737eec3ce34d4697fb76d6ba5c759347914.jpg)
![すやすや眠る赤ちゃん。提供:よこはま動物園ズーラシア](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/f/1280wm/img_ffc6f2c9b5604b28d6f390575161eea4361521.jpg)
猫好きの多いCREA編集部ですから、さっそくこの目でツシマヤマネコの誕生を確かめるべく現地へ。5日間各10分というこちらもまた希少な公開時間を目がけて、横浜へ飛びました。
![やっと会えた赤ちゃん。どことなく堂々とした風格。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/7/1280wm/img_77632af4bfa53de662d2849c6a74e176100009.jpg)
まだ性別も不明で、飼育員さんの手で育てられているツシマヤマネコの赤ちゃんは、子猫ながらやはり野生種らしいオーラを漂わせています。
![太くて長いしっぽ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/f/1280wm/img_bf83aeb16846ccc613334ba59f1c6a7696313.jpg)
一方では、まだヨチヨチとした子猫らしい動き、そして、猫好きにはたまらない、生まれたての子猫だけが持つ瞳の色・キトンブルーもなんとなく? イエネコよりすらっと大柄で、猫好き・動物好きにはたまらない可愛さです。
![うっすらとブルーの瞳。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/a/1280wm/img_4a18a0a700a9738f11cca9d486efce6498356.jpg)
2021.05.01(土)
文=CREA編集部
撮影=深野未季