バラエティやラジオにドラマとひっぱりだこ、今大ブレイク中のファーストサマーウイカさん。
アイコンの派手めメイクと髪型は、自身で生み出したもの。
自分をとことん楽しみつくす、彼女らしい発想力の原点とは――。
“こんなヤツほかにいないよね⁉”を目指しました(笑)

コテコテの関西弁と歯に衣着せぬ本音トークで注目を集め、目下大ブレイク中のファーストサマーウイカさん。アイドル時代を経て、バラエティで人気に火がついたのは30歳直前になってから。
トレードマークのかきあげ前髪とばっちりメイクは、アイドル時代に試行錯誤の末つくり上げたものだそう。
「ガールズグループのイベントに出ていると、みんなテンプレートのように似通った見た目をしてるので、視覚的に目立つものをと考えて。目指したのは“こんなヤツほかにいないよね!?”というスタイル(笑)。
宝塚やザ・イエロー・モンキー、叶姉妹さん、ローリーさんなど、インスピレーションを刺激してくれたいろんな要素を抜き出して、そのハイブリッドを目指し、自分のアイコンにすべく突き詰めていきました」
超売れっ子となった現在も、基本的にメイクは自分で。“半顔メイク”動画が大きな話題を呼ぶなど、メイク術には定評がある。
「メイクに1時間半以上かけるのがルーティン。ポイントはシャドウで、宝塚や歌舞伎の舞台メイクから引き算したもの。手順が多くて、正直面倒臭い(笑)。でも私じゃないとこの顔にならないし、メイクも重要な装備のひとつです」
2020.10.13(火)
Text=Etsuko Onodera
Photographs=Takuya Nagata
Styling=Iyo Kondo
CREA 2020年11・12月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。