お菓子にコーヒーやワインで ちょっと休憩に
最寄りは阪急電鉄神戸線王子公園駅。ジャイアントパンダがいる神戸市立王子動物園や横尾忠則現代美術館がある側の西口ではなく、東口から山側へ歩くこと3、4分。「koku」は、2019年6月にオープンした小さなカフェです。
![手前:「キャロットケーキ」350円、後左:「フレッシュアメリカンチェリーとメープルのマフィン」360円、右:「黒糖ブランデーケーキ」250円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/9/-/img_09b96606c67b5caa2309afaab27fa7ad175029.jpg)
焼き菓子やクッキーがカウンターに並び、「お菓子、コーヒー、ワインとビール、ちょっと休憩に」と、店主・石原ゆかりさん。
営業時間は、通常、水曜が午後1時から夕方6時、木曜から日曜は朝10時から夕方6時まで。サンドイッチとコーヒーで朝食をとる人、ケーキを食べながらおしゃべりに興じるママ友達、ワンちゃんの散歩途中に立ち寄る人、夕方にお菓子とのちょい飲みを楽しみにしているご近所さん……。
様々なお客さんが6坪の小さな店を訪れて憩い、店内はほのぼのした雰囲気に包まれます。ドリンクやお菓子はテイクアウトでき、子供連れで焼き菓子を買って帰る主婦や、ワインやビールに合うクッキーを手土産に求める男性も次々に!
![焼き菓子とクッキーが並んだカウンターに立つ石原ゆかりさん。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/1/-/img_615b4576881681e20c83087a4f985594159072.jpg)
石原さんは、大学生の時にカフェでアルバイトをしたのがきっかけで飲食業界へ。個人経営のカフェやレストラン数軒で働き、接客はもちろん、ワインに合う料理やお菓子やデザート作りにも携わってきました。
「ワーキングホリデーでフランスのカフェで働いて以来、こんなカフェがあったらいいなとか、こんなお菓子がほしいなとか、カフェのあり方について色々考えるようになって」。
理想をいつか実現したいと、ひとりでできる規模の自店を始めたと言います。
こちらのお菓子をご紹介しましょう。
「カウンターにお菓子をいっぱい並べたい。お客様に楽しんで選んでほしいんです」と石原さん。だから、様々な大きさ、形、タイプを揃えています。
定番は「キャロットケーキ」と「黒糖ブランデーケーキ」。
![「キャロットケーキ」350円と「白ワイン・グラス」700円~。甘さ控え目でスパイスが香り、クランベリーとクルミの風味が、オススメの白ワインにマッチ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/1/-/img_4176538bde4db94c81b3c6da93a6aabc121939.jpg)
「キャロットケーキ」は、クルミとクランベリー入りでボリュームたっぷり。アイシングの爽やかなレモンの風味と、シナモンとナツメグの香りが広がります。
「フランスで食べたキャロットケーキをアレンジしました」。夏はキリッと冷やした白ワインを合わせて楽しむのが石原さんのおすすめ。
2020.08.09(日)
文・撮影=そおだよおこ