除菌用アルコールが手に入らないならどうするか
一方で、アルコールなどの除菌剤が手に入らないことを背景に、こんな回答も目立った。
「家庭では特に何もしないで、手洗いとうがいだけ」(C医師=50代男性、泌尿器科)
「“疑い”なら特に何もしない。感染が“確定”なら、アルコールと次亜塩素酸ナトリウムを使って、消毒できるものはする」(T医師=50代男性、小児科)
また、必要以上に神経質になる必要はない、という声も少なくない。
「通常の衛生管理で十分」(Q医師=50代男性、脳神経外科)
「消毒薬はもう売ってないので、石鹸で手洗いとうがいのみ。持ち物の消毒はしない」(A医師=50代男性、消化器内科)
「消毒はしない。外出から帰宅したら手洗い」(R医師=40代男性、脳神経外科)
「うがいと手指消毒が限界」(N医師=40代男性、脳神経外科)
「特に消毒はしない」(I医師=50代男性、整形外科)
最後にこんな本音も……。
「理想はアルコール消毒ですが、手に入りにくい今、難しい質問です……」(L医師=40代女性、耳鼻咽喉科)
マスク不足、アルコール不足は医師の家庭も同じこと。冷静に、いまできることを確実に行っていくしかないのだ。
2020.03.21(土)
文=長田 昭二